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アクリル絵の具で描いてみました:題名「回想」

今回は下地の工夫をしてみたくて、アクリル絵の具で描きました。

「回想」


1,下地を塗る

キャンバスに下地としてモデリングペーストを塗りました。
下地はこれから描く顔の位置を考えて塗りましたが、少し偶発性も入ればおもしろいなと思い、ある程度はアバウトな塗り方にしました。

モデリングペースト


2,描いていく

下地が乾いたら、キャンバス全体に紫色を中心に基盤となる色を置き、その上にアクリル絵の具で顔を描いていきました。
アクリル絵の具は、いつも使っている油絵の具とは違い、絵の具の乾く速度が非常に早いので、最初はその感覚に合わせるのがたいへんでした。
(絵の具の渇きを遅くするメディウム「リターディングメディウム」もあることをあとから思い出しました・・。)


3,絵の具の乾燥の速さ

慣れてくると、絵の具の渇きの速さを楽しめるようになってきました。絵の具のぼかしはできないけれど、たちまち乾くので、またすぐにその上に絵の具を重ねることができます。
乾燥の速さは驚くほどで、笑ってしまうくらいなのですが、だんだんと渇きの速さを見込んで描くようになっていきました。


4,調整から完成へ

8割がた完成したあたりから、表面のモデリングペーストをヤスリで削りました。
削りすぎると白がたくさん出てしまい、全体のバランスを崩してしまうので、削りすぎた部分にまた色を塗ったりして調整をしながら進めていきました。
そして全体に統一性がでてきたころに、完成としました。


5,作成後の感想

久しぶりにアクリル絵の具を使ってみたのは楽しかったです。
メディウムの表現の幅、絵の具の乾燥の速さのメリットデメリット、などが実感できました。
今後も油彩ばかりではなく、いろいろな絵の具を使い、その絵の具の特性を楽しみつつ、描いていければいいなと思います。

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