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技術革新と自分自身。

最近では、メタバースの話題で盛り上がっています。

Facebook社が
名称を『Meta』に変更するほどです。

メタバース
コンピュータやコンピュータネットワークの中に構築された現実世界とは異なる3次元の仮想空間やそのサービスのことを指す。
~Wikipediaより引用~

メタバースの例としては、
やはり、ソードアートオンラインを挙げる方が多いのではないでしょうか。

ソードアートオンラインは、
メタバースにフルダイブ技術を組み込んだゲームの中で活躍する男女達を描いた小説で、アニメ化や映画化もされているくらい有名です。

フルダイブ技術
フルダイブとは、VR(仮想現実)の理想形であり、五感を接続した仮想空間内に入り込むことです。
VRを装着した人は、仮想空間内のアバターと一体化しており、コントローラーは不要で、自身の体と同じように、自分の意識でアバターを操作します。


このフルダイブ技術は、様々な機関で研究されているようで、最近では、Kudan株式会社も積極的に出資しているようです。

Kudan株式会社は、人間の目と同様に機械に高度な視覚的能力を与え、イメージングデバイスが取得したデータを数理的に処理し、立体感や運動感覚をリアルタイム、かつ緻密に出力し、記憶と照合までを行うような技術を持っています。

下記の動画を見ると、Kudan株式会社がどんな研究開発を行っているのか、イメージが湧くと思います。


2021年6月30日には、トリプルアイズという会社に出資しています。

トリプルアイズ独自の画像認識AI技術とKudan株式会社が提供する自己位置推定技術であるVisual SLAMとのインテグレーションにより、『オブジェクトを認識すること』と『自己の位置を認識すること』という異なる技術領域を同一のセンサで同時に実現することが可能になるそうです。

そして、同年2021年10月29日には、ugo株式会社にも出資しています。

ugo株式会社は、AIによる学習機のをもつ次世代のアバターロボットを研究開発していて、これに、Kudan株式会社のセンシング技術や画像解析技術、システム開発等の更に広いケイパビリティを組み合わせていくそうです。


さらに、その翌月、2021年11月17日には、エヴィクサー株式会社にも出資しています。

エヴィクサー株式会社は、音響通信や音の同期や認証等の要素技術の研究開発をしている会社です。
この音響技術により、リモートコミュニケーションにおける革新的な視聴覚の拡張や進化が見込めます。

これらの出資している企業とのコラボレートにより、Kudan株式会社は、下記を実現することが期待されているようです。

Kudan:高度な視覚能力
Kudan×ugo:遠隔操作可能な学習システム付きのアバター
Kudan×トリプルアイズ:アバター自身の位置と周辺情報の把握
Kudan×エヴィクサー:音の同期や認証を可能とした音響通信

フルダイブ技術に、また一歩近づきそうですね。


ちなみに、フルダイブ技術を確立するためには、理論上、下記、3つの条件を満たす必要があるそうです。

1)仮想空間内のアバターが感じる五感を、操作者の脳へとフィードバックする機能
2)操作に必要な感覚以外をシャットアウトする機能
3)脳からの出力信号を操作データに変換して、仮想空間内のアバターを操作する機能


1)に関しては、Kudan株式会社以外にも、株式会社QDレーザという会社の技術も活かせそうです。

例えば、VR空間で見た映像を、QDレーザの技術を使い、直接網膜に書き込みすることで、近視や遠視等、関係なく、体験することができるようになると思います。

2)に関しては、とても重要な機能ですよね。
この機能がなければ、ソードアートオンラインのように、ゲーム内でのダメージが、そのままユーザーへと反映されちゃいますので・・・。

3)の技術も、実は、数年前にアメリカの企業であるNeurable社により発表されています。
VR内の動作を脳波でコントロールできるBCI(brain-computer interface)システムというもので、7つの電極が付いた装置を装着し、この電極で脳の信号を読み取り、VR内を操作するようです。


世界中で今話題のメタバースですが、リアルに映画マトリックスの世界の実現が近づいてるかと思うと、めちゃくちゃ楽しみですね。


今、この瞬間も、世界中で、
画期的な技術が生み出されているのだと思います。

ところで・・・
『自分は、何を生み出しているのか?』

この質問に明確に答えることができる自分で在りたいなと思います。

1日という時間は、誰にとっても平等ですが、この1日をどのように使うかによって、数年後に大きな差が生まれるものだと思います。

『理想の未来を描き、その理想から逆算した今日一日を生きているのか?』

求めている成果を実現するために、
毎日、やる気スイッチを入れて、効果的な一日を積み重ね続け、前進していくことが大切だと思います。


向山雄治

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