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統一原理注解  予定論

聖書には人の栄枯盛衰、幸不幸は全て神様の御意志よって決められるものであって、人間の意思や努力とかによるものではないと思わせる聖句がある。
ローマ人への手紙第8章29節には「神はあらかじめ知っておられる者たちを、更に御子のかたちに似たものとしようとして、あらかじめ定めて下さった。それは、御子を多くの兄弟の中で長子とならせるためであった。そして、あらかじめ定めた者達を更に召し、召した者たちを更に義とし、義とした者達には、更に栄光を与えて下さったのである。」
また、ローマ人への手紙第9章15節〜16節には「私はあわれもうとする者をあわれみ、いつくしもうとする者をいつくしむ。」ゆえに、それは人間の意思や努力によるのではなく、ただ神のあわれみによるものである。

しかし、この様に全て神様の予定によってなされるという予定論とは逆に予定論を否定する聖句も多くある。これらは人間の努力や責任を強調する聖句である。
創世記第2章16〜17節には主なる神はその人に命じて言われた、「あなたは園のどの木からでも心のままにとって食べてもよろしい。しかし善悪を知るの木からは取って食べてはならない。それを取って食べると、きっと死ぬであろう。」この様に人間の堕落を防ぐために戒めを与えられた。取って食べるか否かは人間次第で神様が関与出来ない人間の責任分担を示す聖句である。
又、マタイによる福音書第7章7節には「求めよ、そうすれば、与えられるであろう。捜せ、そうすれば、見出すであろう。門をたたけ、そうすれば、あけてもらえるだろう」この様に人間の努力を強調する聖句もある。

この様に全て神様によってなされるという聖句と人間の努力次第だという2種類の予定論は神学論に多くの論争と混乱を巻き起こした。では統一原理から見た予定論とはどの様なものであろうか。仏教で言えば他力本願と自力本願の2つの教えの違いだろう。

統一原理の創造原理によれば、神様の創造理想の実現の為には神様の責任分担(95%)と人間の責任分担(5%)が合わさって初めて神様の御旨が成就(100%)する様になっている。神様は永遠、不変、絶対のお方であるから、神様の御旨即ち創造理想実現は必ず成し遂げると100%予定され、絶対的である。しかしその御旨成就には人間の責任分担があるので相対的になる。即ち人間の責任分担を果たせるか否かにかかっている。画竜点睛というという諺があるが最後に竜の目を入れて絵が完成するのである。

従って前半の聖句は神様の絶対的権能を強調した聖句(ローマ伝8章29節、ローマ伝9章15〜16節)であり、後半の聖句(創世記2章16〜17節、マタイ伝7章7節)は人間の責任分担を強調した聖句である。今日までこの人間の責任分担というものがはっきりとわからなかった。故に私達は神様がいらっしゃるなら何故人間に不幸があり、世界には戦争があるのかわからなかった。神様は人間に対していつも救いの手を差し出していらっしゃるのだが、人間の責任分担が果たせなかったので、救いが延長に延長を重ねて来たのである。

親なる神様は偉大で絶対的なお方であるが、子なる人間の努力無くして創造理想は実現しない。人間の力は神様の力に比べて小さいかもしれないが、人間の力を絶対的に必要としておられる、即ち神様と人間は運命共同体、不可分の関係にある。神様を信じない人たちは、人間の力だけで幸福や平和を実現しようとしているが、それは実現不可能である。神様を否定することは自分の親を否定することと同じである。神様を抜きにした世界は必ず分裂と破壊をもたらす。そのいい例が共産主義世界だ。彼らは神様を抜きにした理想世界の実現を目指したが見事失敗した。新たな独裁社会と自由のない世界と格差社会を生み出した。

神様は天地を創造されてその最後に人間を創造された。我が子である人間を宇宙の中心に置かれ、「生めよ、増えよ、万物を治めよ」と三大祝福を与えられて天地を治める様にされた。しかし人間始祖アダムとエバが戒めを守れなく破ったので堕落して罪ある世界を作ってしまい、神様の創造理想は実現しなかった。今から2000年前神様は人類の救いの為、救い主イエス様を使わされたが、人々は彼を信じず十字架にかけて殺害してしまった。イエス様から2000年後の現在、神様は再臨主を遣わされたがイエス様当時と同じ様に権力者やマスコミという群衆によって罪のないお方を十字架に付けて同じ失敗を繰り返さないだろうか、これも人間の責任分担だ。人や国の盛衰は神様が遣わされる救い主、ひとり子、ひとり娘といかに関わるかにかかっている。私そして日本はこれからどの様な運命の道を進むのだろうか。

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