生きてるって凄いことだった。
生きてるって
五体満足って
やっぱり相当幸せなことだ。
*
母が入院した。
といってもほんと2日程度。大したことはないはずだ。
でもやっぱり、、ちょっとどきっとした。
大したことないからって思って病室に行くと
酸素マスクみたいなのついてるし
足はがっちり固定されてるし
なんかしんどそうだし。
勿論手術は成功した訳だけど
なんか、なんか、怖かった。
生きてて良かったと思った。
手術前に私に「もしお母さんが死んでしまったら」なんて話していて
ちょっと大袈裟じゃないか、なんて思ったけれど
案外そのくらいの気持ちになるって思った。
*
我が家とその周りはすごく上手く回ってここまで生きてきた。
そんなに大きな危機がなく生きてきた。
離婚危機だとか、誰かが重い病気になるとか、
そんなことは特になかった。
いや勿論今回だって重くはない。
でもなんか、私って、私たちって案外脆いのかな、なんて思った。
平和に幸せに生きてきたから
もしなにか起こったら、案外脆くなるのかもって怖くなる。
もっと何かあってもいいように生きなきゃね。
そしてもっと強かでありたい。
生きてることが当たり前なんてそんなことは無かったんだ。
何よりもまず、当たり前の今日や明日が素晴らしい。
息ができるって話せるって幸せです。
明日も生きよう、できれば皆で。
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