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”BOYS IN LOVE/恋する男たち”集大成!

EXHIBITION会期:2022年7月21日(木)~24日(日)
場所:WAG GALLERY
東京都渋谷区神宮前4-26-28 JUNK YARD 3F
時間:13:00-20:00(最終入場19:00)

初の男性画作品集の発売に合わせて7月21日(木)から24日(日)までの4日間
原宿のWAG GALLERYにて内藤ルネ個展「BOYS IN LOVE/恋する男たち」を開催します。

代表作、この本の掲載作品を中心に50点以上の作品が展示されます。

時代の寵児として脚光を浴びた内藤ルネの眼に映ったキラキラと輝くもう一つの世界、
美しく彩色された少年や青年、『薔薇族』に掲載された作品や、ルネが思うままにノートの切れ端に描いた下書きなど、さまざまな内藤ルネの本質を知ることのできる貴重な空間になっています。

展示中のものから12点を選びシルクスクリーンにして販売します。
皆様のお越しをお待ちしています。


『BOYS IN LOVE 恋する男たち』(光文社)3,080円(本体2,800円+税)

7月21日、内藤ルネの「BOYS IN LOVE/恋する男たち」という作品集が発売されます。
雑誌「薔薇族」の表紙からノートの切れっ端に走り描きした未発表のものまで
100点以上のLGBTQ的な作品がその中に納められています。

“裏”内藤ルネと呼ばれ、なかなか日の目を見ることのなかった作品たちです。

同性愛というだけで後ろ指を刺されるような時代に
内藤ルネは堂々と自分の「あり方」を発表し表現していました。
その「あり方」とは何者にも囚われることのない人間の「本質」です。
自分がいいと思っているものを正直にいいという、それだけのことです。

ところがそれだけのことを時代は許してこなかった。
「カワイイ」文化が好きなことと
「カワイイ」男子が好きなこととは
全く別なことだと考えられていたのです。
どちらも内藤ルネが表現する愛しいものたち、「カワイイ」存在であり、そこに発せられるメッセージに違いなどあるはずがないのに。

2022年、LGBTQ、多様性という言葉が浸透し、
“裏”内藤ルネは実は裏な存在ではなく内藤ルネそのものである、
と当たり前な価値観で内藤ルネの作品を紹介できることを嬉しく思います。

「人間の本質は色褪せない」
そのことに気づかされる一冊です。

―米原康正


内藤ルネ(1932年11月20日- 2007年10月24日)
イラストレーター、人形作家、デザイナー、エッセイスト……。1950〜1960年代にかけて、圧倒的な人気のファッション誌『ジュニアそれいゆ』の表紙と挿絵を担当し、大ブレイク。ヴィヴィッドに彩られたキッチュな少女画で古い美少女観をひっくり返し、動物から野菜、フルーツ、そして捨てられていた家具まで、それまで誰もが見過ごしていた“カワイイの芽”を作品化、人々に発信し現在の「カワイイ文化の祖」と言われています。実はそんな彼が元祖ゲイ雑誌「薔薇族」の表紙を1984年から1998年まで描き続けていたことは知る人ぞ知る事実。「BOYS IN LOVE/恋する男たち」と名付けられた今回のプロジェクトでそんな内藤ルネの全てを紹介していきます。

キュレーター
米原 康正 / YASUMASA YONEHARA 】
東京ストリートな女子文化から影響を受けたその作品は、雑誌などメディアの形をして表現されることが多く、90年代以降のガールズアンダーグランドカルチャーの扇動者でもある。編集者、アーティスト、キュレーターなどさまざまな顔を持ち、2022年3月号のNumero TOKYOでは米原康正の活動が30ページで特集された。中国のSNS、ウェイボで280万人のフォロワーを持つ。

+DA.YO.NE / プラスダヨネ 】
アーティストであり編集者である米原康正が立ち上げたジャンルにこだわらないコラボ専門のブランド。彼の名前が入っているのはもちろん、コラボさせるものを全てプラス方向に向かわせたい等いろんな意味を含んでいる。コラボとは彼のキュレーションを指す言葉で、選ぶものも選ばれるものも対等な立場であるということを意味する。2019年の立ち上げ以来毎月2回のペースで個展やグループ展を開催している。


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