終わり方(エッセイ)

文章の終わり方というのは難しい。

終わりというより、区切りのような気がする。

一旦ここで終わらせる、という区切り。

昔話なら、めでたしめでたし。

漫才なら、もうええわ。やめさせてもらうわ。

三四郎の終わりでーす、は潔い。
最初からそうやろうと決めていたわけではないらしいけど、もう誰も真似はできない。

文章の終わりも、終わりでーす、で終われたらいいのに。

小説で、まだ続きがあるような終わり方なら、読む人の想像力を広げる可能性もある。

だから、二次創作があったりするのか。

自分の納得がいく終わり方にする。

終わらせたくないから続きがあるような書き方で終わる。

もう書くことがないのか、もう書きたくないのかは、書いた本人しか知りようがない。

ひとまず、この文章はここで終わりでーす。


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