見出し画像

ラーメン屋さんに称賛をしたらイングヴェイに罵倒されて友達になった話


お疲れ様です米丸です。

新型コロナウイルスという言葉が知られるようになって2年半ほど経ちます。
それ自体の引き起こす症状もさることながら、社会的に発生した問題も多いように思います。

基本人と会わんようにしてね控えてねという話ですからお店を構えて商売している人達が片っ端から困窮されました。
気を付けていてももらってしまったり、適当こいてる人が無事なんていう事もある中でもやはり感染してしまうと自身の不注意を咎められたりする。
濃厚接触者なんていう気持ち悪いワードもなんというかすっかり市民権を得てしまって。
俺はバンドをやっているので近しい人がイベントの開催やその出演を取り止めるのをよく見ましたね。その度に苦渋のご決断であったことと想いを馳せておりました。
俺自身も延期や配信への切り替え、またそれに伴う様々な調整に難儀を致しました。ご協力いただいた皆様に改めて感謝します。

ツイッターを見ているとワクチンへの疑問、マスク着用への疑問等も散見されます。何なら陰謀論なんかも見ますね。

さてそんな中、先日ツイッターでこんな投稿を拝見しました。

ラーメン屋さんですね。
なるほど上手い具合に処理されたものです。
称賛のリプライを送りました、

元が20万いいねにも届こうかという話題の投稿ですからちょっとしたリプライへの反応も軽く100を越えます。正直なかなかいい気分でした。
ところが注目を集めるとこういうこともあるのです。

罵倒する旨のリプライが付きました。

なんとまあ。
いったい何がお気に召さんというのでしょう。
さすがにムッともしましたがこれもSNSの特徴。こんな人とエンカウントしてしまう事もあるのでしょう。
インフルエンサーと呼ばれる人達なんかは日夜こういうのに晒されてる訳ですよね。俺の事例なんかかわいいものです。
そもそも面倒ですし無視することにしました。

ところが今度は味方が現れます。

こんな人もいらっしゃるんですなあ。
捨てる神あれば拾う神あり。ありがたい。
なるほど罵倒の根拠はマスク云々でしたか。
いやそんなことより揉めています。

義侠の心で俺を庇ってくれた人がブロックされた様子

どちらも見ず知らずの人ですが、こうなると元の投稿をした者として黙っているわけにもいかn

ん?

見覚えのある文字列
この組合わさった2ワード
Yngwieで連想
Alcatrazzで連想


気づけば俺は罵倒してきた人のプロフィールを確認していました。
Youtubeがある様子。

これご本人か。
間違いない。
こっち側や。こっち側の人や。

予想外の(ネタとの)出会いに驚きと喜びを抱えつつ、冷静にリプライしました。
これは懐柔するが吉。

「そんなことより素敵なIDですね」

我ながらなかなかシンプルにいいのが出たと思います。

※庇って下さった人には梯子を外すような事をしてしまったのでこっそりDMで謝っておきました。快く許してくださいました。

軽く謙遜されました。
戸惑われているかもしれません。
何故か分からんがご自身のIDを褒められているわけです。こちらの事はまだよく分かっておられないのでしょう。そらそうですよね。
畳み掛けます。

アルカトラスを名乗られるあたり、この辺もきっと思い入れがあるに違いありません。

俺の言ったのはこれの事です。
ギターソロに入ると不自然なタイミングで入ってくるバレバレのアフレコ歓声。
14:10のダサさを通り越してもはや今の時代に俺達が忘れてしまった大切な何かを思い出させてくれる編集。
何より細く美しく、今よりも数段クリアな演奏をバッチリ決める若き日の王者。

これ売り物ちゃうのなんでタダで見れるんとか思いながら今も時々見ています。

きたきた。
マス○オさんで再現したいセリフですね。
さすがに気付かれたご様子です。
ここから一気に距離を縮めていきたいところですが、彼には盃を交わす前に引っ掛かっている事があるようなのです。

なるほど反マスク派であることを気にされている。俺をマスク推進派と認識しておられる。

ふむ。

俺は医学的な裏付けはどちらにしろ取れないので、社会的に得るもの失うものを天秤にかけた結果、世の多数派と同様に過ごしています。

あるんでしょう。何かしらの裏付けが。反マスク派の人達には。それならそれでもいいんじゃないでしょうか。

椎茸の嫌いな俺と椎茸の好きな人とではその観点では分かり合えません。だから分かり合わなくていいし、議論する気もありません。不毛な話より共に笑い合える話をしたい。

だいたいラーメン屋さんへの称賛も「よくぞマスク着けさせた!」じゃないんですよ。「上手いことやったね」なんですよ。頭脳の話をしとったんです。

つまりマスクの話などどうでもいい。

バッサリと切り去り、半ば無理矢理に話題をイングヴェイに持っていきます。

あちらも様子を見ているのでしょう。最初は訝しげです。
そんな空気感、実際に会って対面で話していれば地獄でしょうがここはツイッター。鈍感なふりをしてガンガン畳み掛けていきます。

こんなやり取りが数日続き、すっかりと打ち解けまして。

このあたりで気が済みました。

十分です。一連の揉め事は十分に処理できた。
あちらもあまりイングヴェイイングヴェイと話を振られても迷惑でしょう。
ぱったりとリプライを止めます。

先方もやはりお疲れになり始めていたのか返事を催促してこられるような事もなく。

ご投稿をずらっと拝見したところメインはどうやらマスクやワクチンを中心とした社会へのアンチテーゼ?というような感じでしたのでそこはあまり見たくもないですし、フォローはせずに置きました。
ご主張は自由です。俺は聞かないというだけで。

通りすがり、ゆきずりの縁で同じ趣味を語り合うことが出来た。
そういうことでいいかな。と思っています。
必ずしも深めていかねばならんという事はないでしょう。
この数日間、我々は確かに友達でした。それ以上は求めません。

こうして記録と手がかりを残せばいつか思い出した時にまた彼の様子を見に行く事も出来ます。ツイッターは流れてしまうとなかなかですしね。
同じように誰かに噛みついているかもしれません。それを見て「しかたねえなあww」と笑えたらまあいいかな。
噛みつかれてる人には悪いけど、俺もかつて同じ被害者やったわけですからなんか許される気もしますしそんなことは全くない気もします。

かくして、ラーメン屋さんを称賛したらイングヴェイ(ID)に罵倒されて友達になった訳です。
嘘じゃなかったでしょ。

ではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?