駄々こね太/ Essayist

『Living Alone in Tokyo』2022年7月から始めた40代東京一人暮…

駄々こね太/ Essayist

『Living Alone in Tokyo』2022年7月から始めた40代東京一人暮らしのこと(L:)。写真はガラス、建物、草花木が多め。『こちらリヤド、43℃』はサウジアラビアでの仕事6年間の見聞録。 『YONAYONA』は夜な夜な考えていることの備忘録(Y:)。

マガジン

  • Living Alone in Tokyo(L)

    2022年7月から始めた40代、一人暮らし。初の東京。新参者の感覚を書き留めるシリーズ。2021年まではサウジアラビア在住:https://note.com/yonenote/m/m1b8e42c8dc44 連番(L:)

  • YONAYONA(Y)

    夜な夜な考えていることを書いてます。言葉、ひらめき、読書メモなどなど(連番 Y:)

  • タイムマシン(T)

    2006年から書いていたブログの記事(過去の日記)を再編集。特に考えていたことを中心に再録。一人称が「俺」ってなってたりしていて恥ずかしい。大学院生時代の話が多い。更新不定期(連番 T:)

  • こちらリヤド、43℃

    リヤドでの見聞録と生活記録(2015-2021)。自分の話す練習を兼ねた試験放送:こちらリヤド、43℃ on stand.fm https://stand.fm/channels/5ee238d59c38bc03261c6a2f

最近の記事

  • 固定された記事

Y:73 歩み寄りの不公平感-ある・ないの中間地点-

2022.12.9 中間地点に歩み寄る AさんとBさんがお互い離れた所に住んでいて、会いましょうとなった。お互い出不精なので相手に来てほしいと思っている。 AさんとBさんの希望を同時に満たすことはできない。こんなとき私たちが当事者ならどうするだろうか。じゃんけんをして、負けた方が相手を訪問する、複数回会うのであれば、今回はAさんの所、次回はBさんの所でとなるかもしれない。 AさんとBさんがそこまで親しいわけでもない場合、じゃんけんで決めるのは微妙かもしれない。そうすると

    • L:57 「ガラス教育機関合同作品展」と「現代ガラス展in山陽小野田(特別作品展)」

      2024.3.9 今週は上野にガラスを見に行った。 一つはガラス教育機関合同作品展@東京都美術館 今回、見ていて面白かったのは、技法がそれぞれ書かれていて、私のような素人には、自分がどういう技法の作品が好きなのか鑑賞の手助けになった。 キルンキャスト(キルンワーク) パート・ド・ヴェール ホットワーク コールドワーク 吹きガラス 積層 フュージング ↑たぶん、概念的に大小ごっちゃになってるとは思うが、いろいろあることを知る。 どの作品も良かったが、個人

      • L:56 パン屋のクチコミに見る「評価」とは

        2024.3.4 2024年は1週間7万歩、歩くことを目標にしている。今のところ、9週間すべて達成できている(誇らしげ)。散歩の楽しみの一つは、パン屋や和菓子屋を探して、そこをめがけて歩き、何かしら買って帰ることだ(カロリー的には黒字というか、歩いた以上のカロリーになっている)。 今日、書きたいことはそのことではなく、お店のクチコミ(評価)についてだ。私はお店探しをするときにgoogle mapを使っている。お店が載っている場合、「クチコミ」という項目があり、そこに星5つ

        • 【読書メモ】道具のブツリ

          2024.3.1 1. 読もうと思ったきっかけ デザインハブのリエゾン・ライブラリーで見かけて、面白そうだと思い、家の近くの図書館で借りて読む。 2.全体の感想 身の回りのある道具には、物理の法則がはたらいている。いつも当たり前のように使っているので、その現象について何でこうなるのだろうと思っても、わざわざ調べることなく何十年も生きてきている。 普段からよく使う、スプーン、フォーク、包丁、ファスナー、おぼん等々にはたらいている物理について、簡単に(といっても、物理が苦

        • 固定された記事

        Y:73 歩み寄りの不公平感-ある・ないの中間地点-

        マガジン

        • Living Alone in Tokyo(L)
          60本
        • YONAYONA(Y)
          109本
        • タイムマシン(T)
          18本
        • こちらリヤド、43℃
          112本

        記事

          L:55 最適なフライパン探し

          2024.2.10 東京で一人暮らしを始めて1年半が過ぎた。当初、自炊をするにあたり、このフライパンを買った。 一人分作るには、便利で満足しているのだが、最近は汁物を多めに作って冷凍保存するという食習慣になってきていて、もうちょっと大きめなフライパンが欲しくなった。 条件としては 大きさは24~26センチ 収納が便利そうな取っ手が取れるやつ 扱いの楽なテフロン加工 蓋も必要 予算は蓋込みで5000円まで 探してみると、一番安いものだと、予算に収まる感じだが評

          L:55 最適なフライパン探し

          Y:97 できる=「慣らす」ことで「均す」こと

          2024.2.3 長年、ずんと私の精神にこびりついている「自分はできない」という感覚。自己肯定感が低いというやつだ。 どういうことで、肯定できないのか考えていくと、一つ思い当たるのは何をやっても人より遅いということだと思っている。 何かを理解する、問題を解く、作業をする、走る、何でもいいのだけど、自分がやったことで「早い(速い)ですねぇ」と言われたことがほとんどない。(例外的にもう食べたの?速いねぇは多々ある。) ただ、側から見れば、いろいろ達成しているように見える部

          Y:97 できる=「慣らす」ことで「均す」こと

          Y:96 バランスを追求すると結果は?

          2024.1.28 2024年の目標を立てなければと思いながら、既に1ヶ月。毎年、この感じの既視感。 とはいえ、今年は運動系?目標としては週7万歩(1日一万歩だが7日間で帳尻を合わせればよしとする作戦)を決めて、4週経過現在、無事に達成している。その効果かApple Watchで計測できる最大酸素摂取量が緩やかに上がってきた(「平均より上」を目指したい)。 さて、それ以外の目標というところで、時間と労力を全振りして突き抜けたいなぁという思いを持ちつつ、どうも性格上、極端に

          Y:96 バランスを追求すると結果は?

          L:54 ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家

          2024.1.26 @東京オペラシティ アートギャラリー(ぐるっとパス利用) 今年もたくさんガラスを見ていきたいわけで、2024年はここからスタート この展覧会では、ガラス、静物画、写真、文章と4つの創作物を見ることができる。こういうのは初めてだったので新鮮だったし、とてもよかった。 ガラスそのものの鑑賞は、当然楽しい。 それに加え、その作品ができるまでのやり取りの断片を読み(山野さんの文章)、あ〜こうしてこのガラスはできたのかとまた眺める。 そして、そこからできるそれ

          L:54 ガラスの器と静物画 山野アンダーソン陽子と18人の画家

          L:53 ゼミ展2024 デザインの学び方を知る

          2024.1.14 東京ミッドタウン・デザインハブでこちらを見てきました。 全くデザインのことを知らないのだけど、素敵なデザインを見るのは好きで、デザインハブも好きな場所の一つ。もし、今世で時間とお金があるなら、学校でデザインの勉強したいなぁと思いつつ、うらやましく見てきました。 学校の授業の限られた時間の中で、考えて、調べて(フィールドワーク)、試作して、フィードバックもらって、ブラッシュアップしてみたいな感じで作り上げていくのは、他の学問と似ていると感じた。 卒業

          L:53 ゼミ展2024 デザインの学び方を知る

          Y:95 逸脱するから秀逸になるのか

          2024.1.14 私はバド・パウエル(Bud Powell)というジャズ・ピアニストが好きで、ベタではあるけれどもクレオパトラの夢は私の音楽再生回数の中でも上位に入る。 オーディオに凝っていた頃は、この曲を基準にして、音の良し悪しを決めていた。このBud Powellという人は、技巧派のピアニストと評価されているようで、素人の私が聴いてもどんなふうに指を動かせばこうなるんだと思うようなわかりやすいすごさがある。人物像としてはWikipediaで見ると、こんな記述がある。

          Y:95 逸脱するから秀逸になるのか

          L:52 善意の自然発芽

          2024.1.7 数年前にBlack Lives Matter運動が起こった時に、アメリカに住んでいるYoutuberか誰かが、日本人は黒人の差別の歴史をもっと知るべきだというようなことを言っていた。日本人は意識が低いとまでは言ってなかったが、積極的に動かないことをネガティブに捉えているような発言だった覚えがある。 私はそれをいい気持ちで見られなかった。正論で反論の余地がないということとなんかずるい(幼稚な言い方だが)感じがしたからだ。より問題の主語が大きかったり、歴史が

          L:52 善意の自然発芽

          Y: 94 ストーリーというご都合主義

          2023.12.30 Youtubeで、盲導犬の役目を引退してパピーウォーカーのもとで余生を暮らしている老犬をかつてのユーザーの所に連れて行き再会させるという動画を見た。 その動画は、老いた盲導犬が久々にユーザーの家に行くと、昔を思い出したかの様に歩き出して、ユーザーとの感動的な再会を果たしたというストーリーだった。 動画のコメント欄には、犬が飼い主のことを思い出している、慕っている、愛している、愛されているといった犬の気持ちを想像して、感動したというものが多かった。

          Y: 94 ストーリーというご都合主義

          Y:93 数字との付き合い方

          2023.12.23 いつの頃からか、数字(データ)が好きになった。こういうコースを取ったのも、もっと数字(データ)をうまく扱える様になりたいと思ったからだ。 ちなみにこの記事は、今年、私のnote中で今年最も読まれたものらしい。私が受けた時は英語版しかなかったが、今年?日本語版も出たのか、その辺りからこのnoteを見る人が増えたのかもしれない。 なぜ数字が好きかというと、数字は公平で、見えないものが見えるようになるからだと思っている。 例えば、「大きいシュトーレンを

          Y:93 数字との付き合い方

          L:51 ねぎま的な知@渋谷◯◯書店

          2023.12.17 渋谷ヒカリエの8階にはd47 design travel storeと川本喜八郎人形ギャラリーがあるので、私にとって眼福の場所なのだけど、今日、初めて渋谷◯◯書店を見つけた。調べて見ると、前からあったようだけど、気がつかなかった。 調べて見ると渋谷◯◯書店のnoteもあった。 どんな場所かと簡単に言うと、いろんな本屋(個人でもよい?)が、渋谷◯◯書店内の棚を借りて、出店している場所だ。ただ、個々の本屋は普通の本屋というよりは、何かに特化した専門、ニ

          L:51 ねぎま的な知@渋谷◯◯書店

          L:50 床屋での不可逆的なコミュニケーション

          2023.12.10 週末は床屋に行こうと、水曜日に「土日で予約できますか?」と聞いたら、既に予約でいっぱいとのことだった。年末に向けて髪を切りたい人が多いのかもしれない。 今、通っている床屋は寡黙なお兄さんが丁寧に切ってくれるので、気に入っている。仕方ないので、来週末にしようかと思ったが、予定もあるし、ますます混みそうな気もしたので、悩んだ末、別の店に行くことに。といっても当てがあるわけではなく近所で、予約なしでやってくれそうな所に飛び込みで行くことにした。 土曜の午

          L:50 床屋での不可逆的なコミュニケーション

          Y:92 「うーん」の新しさ:過程と曖昧な態度(判断留保)の表明

          2023.12.9 ついついYahoo!ニュースを目的もなく見てしまうことがあるのだけど、それはニュースそのものというより、そこに寄せられるコメントだったり、リアクションを見るのが、面白かったりするからだ。みんな(全然、みんなじゃないだろうが)、こういうふうに考えているのかと。 そのリアクションボタンのデザインが最近変わった。タイトル画像のように。関連する記事はこちら↓ これまでの親指で表現した「👍そう思う・👎そう思わない」から“表情と言語”で表現した「共感した・なるほ

          Y:92 「うーん」の新しさ:過程と曖昧な態度(判断留保)の表明