「ちょっと本屋に行きたいな」なんて思い、昼頃に散歩も兼ねてふらっと出かけたんです。

今日は快晴で外は夏のような日差し。やっぱ暑いな～なんてこと思いながらブラブラ歩き、本屋に到着。その後少しの時間そこで過ごし、気が済んだのでまた外に出て、暑い中帰ることにしました。

来た時とは少し違う道で帰ろうと、ちょっとだけ遠回りしながら帰っていた時に、声をかけられたんです。

そっちを向くと、おじさんがこちらに何かを訪ねてきていまして。

はじめは「知り合いかな？」と思ったけど、ぼっちにはそんなに知り合いはいない。実際見たことない人だったし。

じゃあ勧誘か何か？と思ったけど、別にお店の前でもないし、そもそも店員っぽくない。

なんてことを思いながら、耳をふさいでいたイヤホンを外し、なんだろうと聞いてみたら。

「○○病院ってここからどう行けばいいですか？」

なるほど、道を聞いてきただけでした。

ということで、今自分のいる場所、そして目的の病院の場所、そこまでどう行けばいいかを周りを見て確認し、頭の中でシミュレートしてそれを伝えました。

「今のこの大通りを、まず真っ直ぐ行き、今見えている信号、あれの次の信号を左に曲がります。そしてその道をずーっと真っ直ぐ行けば、右側にでっかく○○病院が見えますよ」

という感じに。

その人は説明を聞きながら、その説明の要点を口の中で繰り返し、「あ、分かりました。ありがとうございます」と言って去って行きました。ちなみにその人は車で向かうようでした。

僕も、その人が分かったようだったので、またイヤホンを耳に差し、歩き出しました。

そうして少し歩いた時にふと、「今の説明で本当に正しく伝わったのだろうか？」となんか急に心配になったんです。

それを思ったときにはもう結構歩いていたし、その人ももう病院に向かっていただろうから遅いんですけど、無事あの説明だけで大丈夫だったかな？と、伝え方は正しかったかなと。

例えば信号を左折したあと、どのくらいの距離走ったら右手に見えてくる、というふうに伝えたほうがよかったのでは？

病院の前にも信号がひとつあるから、それを越えたらすぐ右がその病院です、と言ったほうがよかったのでは？など。

自分にとっては知っている場所で、どこに何があるのかも分かってますけど、相手はこの辺のことを全然知らないのかもしれない。

ちょっと相手も知っている前提で話してしまった部分があったなと、後悔しました。

別に慌てて伝えたとか、キョドっていた訳ではないですけど、もう少し考えて伝えるべきだったかもしれません。変にコミュ障を発揮して、さらに分かりづらい伝え方をしなかっただけ、まだマシかもしれないけど。

まあ、そんなに難しい道とかでもないから、ちゃんとたどり着いたでしょう。そうだったらいいな。迷ってしまっていたらすいません、説明不足です。

こういった経験は別のところでもありそうなので、意識しておかなきゃと思った、そんな散歩帰りの午後３時でした。