見出し画像

FXで人気のランド円スワップ運用を10年継続している私の手法-その①

高金利通貨の代表でもある「南アフリカランド」を利用したスワップポイントの運用方法をわかりやすく解説いたします。
私は20212年からランド円の取引を行い、現在では年間数十万のスワップだけの副収入を8年以上得ています。

まず初めにあなたは「FXに対してどんな印象」がありますか?

ギャンブル?怪しい?一攫千金?

決して違います。

れっきとした「投資」です。

まず始めにFXとは?

「Foreign eXchange=外国為替証拠金取引」
「はいそうなんです、FXとは外国為替証拠金取引の略称です。」

こう言われてもまだまだピンとこないですよね?

では、あなたは海外旅行に行く際に日本の通貨である「円」で旅行先でも買い物をできると思いますか?

基本的にはできませんよね。

なので、旅行に行く前や空港などで現地の通貨に交換します。

韓国ではウォン、アメリカではドルといった具合に。

この通貨の交換を売買することがFXになります。

FXの基本用語

・レバレッジ・・・元は「てこの原理」という意味ですが、FXで「レバレッジ」というと、ある一定額の「証拠金」を担保として預けることで最大25倍(個人口座)の取引を行うことができようになります。そのため、 少ない証拠金で取引ができるようになるのです。
しかし、投資金額に対して利益・損失は大きくなります。また、投資金額を上回る損失となる場合があります。

・証拠金・・・「証拠金」は、取引を行う際にFX会社に預け入れる「担保」のようなものです。
証拠金が多ければ多いほどリスクは下がります。

・スプレッド・・・売買する通貨(通貨ペア)の「売り」と「買い」の値段の差を言います。

・スワップポイント・・・預金金利のことです。銀行にお金を預けるともらえる金利ですが、FXでは日本とアメリカの通貨ペアなどを取引するため、両国の預金金利の差額がもらえます。(証拠金から払う場合もあるが、今回ご紹介のランド円は買うため払うことは基本的にはない)2国間の金利差から得られる利益のことです。

・ロスカット・・・一定の水準以上の損失が発生した時に、さらなる損失の拡大を防ぐため保有ポジションを強制的に決済されることです。

南アフリカのイメージ

あなたは南アフリカと聞くとどんな風に思い描きますか?

よくCMで流れているようなガリガリの子供が多くいて、まだまだ貧しい国というようなイメージでしょうか。

アフリカにはまだまだそういう国はいっぱいありますが、アフリカと南アフリカは違うことはご存じですか?

南アフリカ

南アフリカ共和国(南アフリカ)はアフリカ大陸の最南端に位置する国です。

かつて白人優遇の人種差別政策(アパルトヘイト政策)を施行していたことで、国際社会から非難され孤立していました。

1991 年にアパルトヘイト関連法案を廃止し、1994 年に全人種参加による議会選挙を実施したことで、初の黒人政権(マンデラ大統領)が発足してから成長がスタート致しました。

南アフリカは、BRICSの一角を占めており今後成長が続くことが予想されております。

(BRICSとは?ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)、南アフリカ(South Africa)の頭文字を合わせた造語です。この5カ国は広い国土と多くの人口、豊かな天然資源をもとに今後大きく成長するであろうと注目されています。)

また、アフリカで唯一G20会合に参加している有力な新興国です。

アフリカ経済の中で突出した経済力を持っており、北アフリカのエジプトやアルジェリアなどを除いたサハラ砂漠以南の国々(サブサハラ・アフリカ地域))のGDP合計の3割弱を一国で占めている程です。

総人口が2030年代には中国やインドを抜くと見られ、長期的に見て、非常に有望な市場です。

インドとは友好関係を持っているため、今後のインド経済の発展の恩恵を受ける可能性があります。

また、国全体の平均年齢も20代と日本では考えられない若い国で今後どのように発展、成長していくかが非常に楽しみな国です。

ランド円スワップ生活とは?

南アフリカの政策金利は4.00%(2022年3月時点)で、超低金利の日本とは大きな差があります。

この金利差により生み出されるのがスワップポイントです。

スワップポイントは基本的に毎日受け取れます。

(FXではランド円を買い保有することをポジションを持つなどと言います)

ポジションを持つだけで、毎日スワップポイントを受け取って利益を得ようというのがスワップ生活です。

リスクについて

成長しているとは言っても、政治と治安はまだまだ不安定です。

また、世界の景気によって大きく左右されるため資源通貨である「ランド」です。

南アフリカのみがよくなってもリスクを完全に排除できません。

ボラティリティ(値動きの大きさ)が不安定なのも最初の頃は毎日レートを見てしまうため、精神的にもきついでしょう。

下記のようにランド円の値動きには色々な要因があります。

南アフリカランドの変動要因

・国際情勢
・世界経済
・金などの資源価格
・失業率
・貿易収支
など

どのようにリスク回避するのか?

まずは、最高値と最安値を知ることから始めます。

FXでは15年や20年など長い年月でのレートの動きが見れる、チャートというものがあります。

20年のチャートを見ると最高値が19.7円、最安値が5.5円。

14円の値幅があることがわかりますが、これがFXの世界では利益に直結するレートになります。

簡単に言うと、19.7円の時に1ポジション持ち、5.5円の時までポジションを保持していた場合はマイナスは14.2万円です。

私のランド円のスワップ生活の歴史は2012年から始まりました。

9円台でポジションを持ち始め、2013年に入り11円台まで上昇した時に売り大きな利益を得ました。

この時はスワップ生活の魅力はまったく知らなかったですし、リスクについてもよくわかっていないまま儲かったことだけに浮かれていました。

それから株などにシフトしたのですが、再度9円台に下がってきたことをいいことに再度FXにシフトし少しずつポジションを持ち始めました。

また11円台になって大きく儲かるだろうと安易なかんがえのもとに・・・

2014年以降のチャートを見てみよう

その時からランド円は11円はおろか10円台後半にも値を上げていません。

11円台になったら売って大きく儲けようとしていた私の自信は日を増すことに崩れ落ちていきます。

1年、2年立っても9円台と10円台を行ったり来たり。

いつになったら11円台になるんだろうと不安と闘いながらもランド円を少しずつ買い足してはいました。

2015年8月、ランド円大暴落

私のFX口座には見たこともないようなマイナス額が!

何が起きたかわからなかったですが、愕然としていたのを覚えています。

いや、あの日の絶望は忘れることはないでしょう。

(FX口座に入っている「証拠金」以上のマイナスがあると追証やロスカットなどがあります。)

私は(今まで見たこともない安値で買えるでは?)という欲望と(これ以上のマイナスは全財産を失うのでは?)という不安が入り混じっていました。

何をするにも手につかず、2週間ぐらいは上の空でした。

ランド円のスワップが私を救ってくれた

基本的に毎日受け取れるスワップ。

1ポジションで10円ほどですが、100ポジションもっているとどうでしょう。

1,000円が毎日口座に入金され、1ヶ月で約30,000円、1年で365,000円のスワップを受け取れることになります。

レートが8円台まで下落していたため、ポジションだけ見るとマイナスではあるものの、今まで得ていたスワップで口座の残高自体は増えている不思議な現象が起きていました。

この時からはスワップ生活に切り替えることを決意し、今日まで続けています。

一番重要なことはロスカットに合わないこと

さて、ランド円は毎日スワップを受け取れるとはいえ、レートが下がればロスカットには合います。

ここで重要なのはロスカットに合わないように証拠金を増やしつつ、ポジションの平均値を下げていくことです。

つまり、

  1. 証拠金を増やすには口座に入金する。

  2. ポジションの平均値を下げるには最安値に近いレートで買い足す。

簡単でしょうか?

1については、給料など収入が入ればFX口座に入金すればいいのですが、2についてはどうでしょうか。

自分の持っているポジションでマイナスがある中、買い足すということはもっとマイナスになるリスクを負います。

このリスクですが、逆を言えばレートが上がれば自分のマイナスのポジションと相殺できる利益をもたらしてくれます。

初心者でもできるランド円スワップ生活

最安値を知り、現在レートから逆算してロスカットされないように証拠金が整ったら、ポジションを買い足す。

どういうことでしょうか?

私の「超」堅実ランド円投資法

私は2013年に再度9円台でポジションを持ち始めたと言いました。

この時ただポジションを持ったのではなく、それまでの最安値だった2008年の7.5円まで下がっても大丈夫なように証拠金を入金しています。

その上で、ポジションを少しずつ増やしています。

「ポジションを持つ前にロスカットに合わないように証拠金を維持できるようにする」

考え方としては以上です。

これができれば長期的に見ればマイナス分も帳消しにしてくれます。

実際に私の持っている9円台で買ったランド円ですが、暴落時の7.5円で推移していた際も事前に入金している証拠金でロスカットには合わず、それまで何年も溜まっていたスワップで口座の残高は増えています。

初心者でもできる具体的な実践編

現在(2022年3月)だと、レートが8.1円で最安値が5.5円なので1つのポジションを持つのに2.5万円の証拠金を入金し、ポジションを持ちます。

これだけで、スワップポイントが年間3,650円の収入が入ります。

このポジションを無理なく積立ることで夢のスワップ生活に近づいていく

次回は具体的なポジションの積立方法をご紹介します。

ここ数年のランド円のチャート。

何事も仕事も投資も勉強も育児も毎日コツコツ!

さあ、頑張ります!!

では、また~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?