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公認会計士が基本情報処理技術者試験(FE)を受けた時の話

タイトル画像の通り、基本情報処理技術者試験(FE)とやらをその昔受けて、合格したのでその話をちょっとしたいと思います。

合格証書の年月日は平成24年11月19日とあったので、2012年です。経済産業大臣は枝野幸男とあります。民主党政権だった10年前。そうすると既に結婚していて、このときはすでに公認会計士として登録されてました。

いま見たら、10年たっているのでその当時と今とで試験方式も違っており、当時は会場に行ってマークシートを塗った記憶がありますが、いまはCBT方式になっているということで会場に行ってPCを操作するってことですかね。

受験動機

なんだったんでしょうか。ITパスポート試験(IP)をその前に受けて合格していて、その流れで受けたといった感じでしょうか。勤めていた監査法人としてIT的なものに力を入れていたというのと、当時、システム導入支援業務の手伝い的なことをしていたので、それもあってかと思います。

ただ、合格したところで会社(監査法人)が受験料を出すとかあったかな、あったんだっけな。もはや忘れました。

試験範囲

(現在の)試験科目は以下のようになっていて、6割(60点)取れれば合格です。

午前中は
テクノロジ系:計50問
マネジメント系:計10問
ストラテジ系:計20問

午後は
1 情報セキュリティ(必須選択)   20 点
2 ~ 5 テクノロジ系  各大問から2問選択 各 15 点
(ハードウェア、ソフトウェア、データベース、ネットワーク、ソフトウェア設計)から 3 問 マネジメント系とストラテジ系から 1 問
6 データ構造およびアルゴリズム(必須選択) 25 点
7 ~ 11 ソフトウェア開発 ( 1 問選択) 25 点
( C 言語、 Java 、 Python 、アセンブラ言語、表計算ソフトで各 1 問出題)

試験対策

どこか受験学校とかに行くことなく独学です。教科書と問題集を1~2冊買ってやる。

上記の試験範囲をみると、基本情報処理とあるとはいえ、特に午前試験のうち30/80(37.5%)はマネジメント系とストラテジ系となっています。これらは、公認会計士試験でほぼカバーされているので、特に追加で勉強するようなところはほとんどありません。

ということで、午前試験合格に必要な48問(80×60%)のうち、30問は確保しているようなものなので、残り18問を取ればいいことになります。その18問は16進法とかとシステム関連の用語を覚えればいいので、これで午前試験は合格点に達します。試験をパスするというだけであれば、そんなに難しくはないです。

午後の試験も、ソフトウェアで表計算を選択すれば、(いまはどうか知りませんが)vlookupの概念がわかっていればマクロの問題を無視しても8割取れます。そのくらいは仕事で日常的に使っているのでこれで20点確保。

マネジメント系とストラテジ系から 1 問選択して全問正解を目指して15点。これで35点。60点に足りない残り25点を 情報セキュリティとテクノロジ系 の35点分から取れば、鬼門のアルゴリズムは全く無視しても、試験には合格します。

したがって、全く勉強しないわけにはいかないですが、公認会計士試験を勉強してきたというアドバンテージをフルに生かせば、試験に合格する「だけ」という目標であれば、達成するのは難しくありません。

試験に合格したところでとくになにもない

です。実際の本試験でも、アルゴリズムは全く捨てました。概念としては分かりますけども。Excelを操作してて、あ、これ操作手順ミスった、という場面は往々にしてあるので。

最後に(ちょっと宣伝)

Excelだったらまあまあふつうに出来ますので、それを生かして業務改善とかもできると思います。

おしまい。

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