見出し画像

証拠品のけん銃でロシアンルーレット 鑑識官“殉職“

  6日、警視庁新宿中央署で同署勤務の鑑識官2名が証拠品でふざけてロシアンルーレットをしていたところ、鑑識官1名が即死する事件が発生した。

    同日、午前11時頃、同署から「証拠品のけん銃で試射を行っていたところ、暴発して同僚が怪我をした」との通報があった。救急隊員や同署員が駆けつけると、同署刑事課鑑識係の持田勇(もちだ・いさむ)巡査部長(38)が頭に銃弾を受けて即死しており、同僚らが持田巡査部長の同僚のM・S鑑識官(24)に事情を聴くと「同巡査部長はこの前の発砲事件の凶器であるけん銃の試射を行っていたが、運悪くそれが暴発し、即死した。」と語った

  しかし、矛盾点があることに気付いた同僚らがM鑑識官を問い詰めると、「暇だったのでロシアンルーレットをしようと言うことになり、2人で遊んでいたが、同巡査部長が引き金を引いたところ弾丸が放たれ即死した。」と泣きながら供述した。

  死亡した持田巡査部長は2001年に警視庁巡査を拝命。下北沢署、三鷹署、南東京署、目白北署でいずれも鑑識畑を歩んできたベテラン鑑識官。警察関係者は持田巡査部長のとんだ“殉職“に呆然としている。

写真説明 殉職事件のあった新宿中央署 円内は死亡した持田巡査部長

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?