セイバーマリオネットJのTV放送当時のことを思い出した。

今日セイバーマリオネットJの同人誌を購入して読んでいたら、ふと、この作品を大好きだった当時のことを思い出したのでちょっと書いてみました。

自分がこの作品(セイバーJ)を知ったのは恐らく1997年。または1998年。(うろ覚え)

ゲーム(やアニメ)が好きな友達が居て、その子から教えてもらったのか、自分で知ったのかはもう覚えていない。
その友達がスレイヤーズが大好きで小説(ラノベ)を貸してくれたこともあったので同じ冨士見ファンタジア文庫だったので知ったのかもしれない。

好きになったのは、ある時家の近所にあったレンタルビデオ屋で、何か借りる作品を探していて目に止まったのがこの『セイバーマリオネットJ』とOVAの『またまたセイバーマリオネットJ』だった。

その時、『セイバーマリオネットJ』はテレ東で放送していたのは知っていたが、あまり見ていなかった。(その頃学校生活が忙しかったこともあったのかもしれない。)

「折角なので見て見ようかな」

という感じでビデオ2本借りて帰った。
見た。
…ハマった。

そもそも自分はこういうマリオネットが人間の心を持つとか、
そういう設定に弱いこともあってか一発でハマった。(^-^;

そのままOVAも観た。
その頃、特にお気に入りだったのはOVAだった気がする。
当時の古き良き時代のOVAっていう感じで、地上波放送と違って短い尺ながらしっかりまとまっており、クオリティも高かった。

そして小説も。
ラノベは前述の友人が貸してくれたスレイヤーズを読んだことがあるものの、自分でお金を払って買ったのはこの作品が初めてだったような気がする。

小説は、当時小説読むのが苦手だった自分でも、とても読みやすかった。

その後、1998年の秋から翌1999年の春にかけてアニメ二期『セイバーマリオネットJtoX』が始まると知った。
楽しみで毎週ビデオを録画した。リアルタイムで楽しめた。

ただ、あまり自分の周囲にはこのセイバーJを好きだという人はいなかった。
放送当時、アニメが好きな友人に
「今のアニメで何が好き?」とか聞かれて
「セイバーマリオネットJtoXが一番好き。面白いよ。見て見たら?」
って勧めたり(今でいう布教活動)もしたが、殆ど成果はゼロ。

同時期に放送されていた『機動戦艦ナデシコ』およびその劇場版と比較すると、断然、ナデシコ>>セイバーJだった。
(少なくとも自分の周囲では。今と違って当時はインターネットがそこまで普及してなかったので全国的にはどうだったのかは解らない。ただ、2期が放送されているのだから、人気はあったのは間違いないはず。となると当時の俺の周囲の友人達は誰もハマらなかったということだろう。)

ちなみに自分もナデシコは当時大好きで映画も見たし、ゲーム(The blank of 3years)もやってたので、ナデシコが人気あったのはとても嬉しかったのだけれども。

・・・セイバーJ、もうちょっと人気が出ても良いと思うんだけどなぁ…。こんなに面白くてハートフルなのに。

なんて思っていた。(ナデシコよりは人を選ぶ作品の様だった。)

ただ、それはそれで
『俺は周りの皆から人気なくても良い。自分以外に好きっていう人がいなくても良いや。自分が良いと感じるものは良いものなんだから。』
と考えるようになったのでその点は良かったのかとも思う。

アニメ放送中は、アニメ関連冊子も発売されて、それを片道2時間ほど電車に乗って東京まで買いに行った。
(こういう本は当時の地元ではなかなか売ってなくて東京まで行った。なぜだか忘れたが確か池袋に。何か池袋でセイバーJのイベントやってた気がするんだけど、もう思い出せない;)

また、小説やグッズもアニメ化されると大々的に売り出されるので、
同じように電車に乗って県内の主要駅(津田沼)の近くにあるアニメショップ(アニメイト)まで買いに行ったのを覚えている。
(取り寄せても良かったのだが、当時は時代背景的なものもあって、
 顔見知りの本屋のおじさんにヲタばれしたくなかったというのがあった。
 その点、電車乗ってアニメショップに行けば気兼ねなく買えた。楽しかった。ちなみに話が脱線して余談するが、当時の津田沼アニメイトは今(2022年)とは違う場所にあって、駅から少し離れた2階建ての建物に入っていた。1階に書籍・2階にCD等があり、なんというか昭和感というか平成感が今現在の店舗よりあって好きだったなぁ…。なんて今にして思う。
 セイバーJの小説も『珠玉のアニメ化』みたいな帯が付いて1巻から最新刊まで平積みで沢山積まれて売られていた。)

その後、99年春にセイバーマリオネットJtoXが終わり、程なくして小説も完結した。
ネタバレになるので描かないが、アニメと小説では最後の展開が違っていた。

個人的には小説の終わり方の方が好きだった。というか当時はアニメの終わり方に「え?!」って感じだったが、
20年以上経った今ではアニメの終わり方も良かったと思う。
人間年月を経ると変るもんだ。

(気になる方は小説を読んでみてください。電子書籍で買えます。)


・・・ここまで、とりとめなくつらつらと書いてしまいましたが、
ちょっとなんか当時を書こうかなって思ったのは
冒頭に書いた同人誌を読んだら、参加者さま方のなんていうかセイバー愛(作品愛)がヒシヒシと伝わってきて
なんか思い出してしまったから。
(その思い出を吐き出す自己満足かもしれないけれど。)


なおこの同人誌ですが、もし気になった人がいたら
Twitterで『#セイバーJ25th非公式合同誌』で検索するか
アリスブックスさんで『Maiden Heart』で検索すれば買えます。(2022年7月12日現在)

また、原作は電子書籍だとAmazonで12巻セットの合本版が4,586円(2022年7月12日現在)なので原作読んでみたくなった人はとりあえずそれがおすすめです。(紙の本も中古ではまだ出回っていて、自分は『作者様にお金を落とすべき』とか言うつもりはあまり無いので紙の本が良い人は中古で買うのも良いとは思いますが、何せ25年ほど前の本なので状態は状態のいい本でも経年劣化あるはず。その点も考えると電子がおすすめですかね。)

アニメはサブスクでの配信はされてなさそう。課金配信はあるのと2021年にBD-BOXが出ています。
アニメ放送当時はVHSとLDだったはずですが、その後程なくしてDVDが普及して来た頃にDVD-BOXが出てました。
ただし、BOXではない単品DVDは出てなかった筈なので、レンタル屋さん(実店舗)ではまずDVDを置いて無いでしょう。
試し見をしてみて、気に入れば課金配信かBD-BOX買うのが良さそうな感じ。(2022年7月12日現在)

作品知らない人で気になった人いたら、とりあえずアニメの1話は試し見出来るのでそれがおすすめですかね。

最後に当時と同様に布教活動してみた感ありますが、
とりま、回想録はこの辺で。

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2022年7月13日(水)記載
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