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人の内にではなく外に原因を求める(1)

成功や失敗の原因を自分の能力とか性格というような、内部の固定的なものに求めるとストレスが高まりますね。

「生まれ育ちが悪いからこうなるんだ」
「お前はそもそもそういう人間だからだ」
などと言われたのでは、手の施しようもありません(笑)。

「そのとき体調が悪かったのさ」
「たまたま偶然が重なっただけ。ついてなかっただけだよ」
というように、自分や自分以外の外的・流動的な事情に原因を帰する。……こう考えられれば楽になりますね。

これは言い訳をしてごまかすことではありません。

「なあに、今度はきっとうまくいくよ」
「やり方変えれば大丈夫だ」
「失敗は成功の元とはよく言ったもんだ」
などと氣楽に次のステージに移っていくことです。

真面目すぎる人は、失敗の原因を自分の固定的なものに着せて、「俺はなんて駄目なヤツなんだ!」などと自分を責めて苦しむばかりという仕組みになっているようです(笑)。

また、失敗の原因を他人に着せて、「あいつが悪い、許せない」「あいつが馬鹿だからこうなったんだ!」などと他人を責めるばかりの人も、何一つ事態がよくならない穴に落ち込みます。

人そのもの、人の内的要因ではなく、外的要因に原因を求めると、ストレスは減り、すぐにも出来る対応策が浮かんできます。(極意塾投稿No.380)

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