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わかりやすく話す(17):練り上げる

自分の話がわかりやすくて面白くて相手によく伝わったら素晴らしいではありませんか!

話のわかりやすさは、文章と同様、実践と反省検討の繰り返しによって、練り上げられていくものですね。

わたくしは、研修講師などの機会に、できる限り自分の講義を録音し、後で聴くことにしていました。

これは辛いものでした(笑)。
構成・展開のつたなさ、言い間違い、聞きづらさ、説明の不足、例の出し方の下手さ加減、……そうしたことがすべて丸わかりで恥ずかしい限りです。

しかし、翌年同様の講義を担当することとなったような時はいたって重宝しました。

「この部分はもっと詳しく論じた方がいい」
「この例えを出すなら、こうした方が的を得たものになる」
「この資料はこう書き換えておこう」等々、改善すべき具体的なポイントがはっきりしました。

また、話の内容についても、聞く側の立場からもう一度冷静に考え直してみることができました。
これは考えていることの整理や補強に大いに役立ちました。
そして何より、話をすることに前向きになれて、やる氣が高まりました(笑)。

そして今は、スマホで簡単に、しかも無料で、自分の語りを録音録画することができます。

自分の話を聴き直す(しかもその姿を観ながら)のは、相変わらず辛いことで、元氣がないと出来ませんが(笑)、話をもっとわかりやすいものに練り上げるには、とても効果の有る方法ですね。(極意塾投稿No.411)

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