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AV女優 紗倉まな作『働くおっぱい』を読んで

(※過去にインスタグラムで投稿した長文をリライトしたものです)

ただいま深夜2時過ぎ。
こんな時間まで何をやっていたかというと、AVを観ていた。
AV女優、紗倉まなの動画だ。
テーマは略奪セックス。いわゆる寝取り。

ちなみに1人で観た。
一緒に住んでいる彼氏は、数日前から関西へひとり旅に出ている。

おうちで女ひとりAV動画を鑑賞する...
なんて滑稽なんだろう。

私は「紗倉まな」という女性が大好きだ。
彼女の職業はAV女優。そして物書き

そう、ここがポイント。
彼女は文を書く人間なのだ。

昨日から今日にかけて日付が変わる時間帯まで、
私はずっと彼女の書籍『働くおっぱい』を読んでいた。

食い入るように読んだ。
非常に驚いた。
男性器で喘ぎ続ける姿を何年も全世界に発信している女性、紗倉まな。
その紗倉まなが書く文章に
「清純」「真面目」「いい子」をモットーに生きる私が(は?)
多くの共感を覚えてしまったことに驚いた。

そしてAV女優に対する偏見が少し払拭された。気がする。


彼女の文に共感した部分をあげたらキリがない。

厳選していうなら、生理問題。
目を細めて読んだ。読んでいて痛みを感じた。読んでいて体の節々が痛くなるような、子宮が剥がれて今から生理が始まるような、そんな内容だった。

あとは、肌の露出=女を出している、という一部の価値観について。
これはちょうど数日前に友達と電話で話していた内容と重複するものがあった。

「本当は胸が開いた服(GAPとか)を着たいけれど、彼氏がそれを嫌がる」
「それは日本の変態文化(=肌が見えていることにエロさを見出してしまう、日本社会に浸透している価値観)のせい」
とまぁ、こんな内容を友達と話していたのだが
紗倉まなも似たようなことを書いていた。


共感したことは生理問題と肌露出問題だけではない。

孤独、周りに愛されたいがゆえの行動、女として生きることへの疲れ...
紗倉まなの抱えている闇や思いは、案外私そのものだった。

いや、紗倉まなと私に共通点があるというよりも、
紗倉まなも、私を含めるその他大勢の女の子と大して変わらないのだと思う。

紗倉まなの書籍『働くおっぱい』を一気読みした後、突如現れた欲求...
それが「紗倉まなのAVを観てみたい」だった。

魅了させてくれた文を書く人が持つ、もう一つの顔がどんなものなのか気になって仕方なかった。

そして今に至る。

同じ悩みを抱えた女性、同じ物書き...
彼女との共通点を認識したからだろうか、
全裸で喘ぐ彼女を観ても、嫌な気持ちにはならなかった。


文を書く人は強い。
おそらく、紗倉まながAV女優を引退した後もついてくるファンはついてくるだろう。
どんなに世の中で下品と言われている仕事をしていても、
「人を魅了する文を書ける」
というだけで、その人がとても素敵に見えてしまう。


まぁ、とは言っても彼氏には紗倉まなの動画を観てほしくはないけれど。

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梶原よんり

23歳。大学卒業後、旅行会社の広報部に就職するもライターの夢を追いかけるために退職。現在は雑誌や新聞など各種媒体で執筆中。noteではエッセイや踏み入った内容を書いています。
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