魂柱
8/8のライブを体験型にしたいなぁ〜、という思いがありましたが…
こんなご時世でなかなか難しく…
やりたかったことが出来なかったので、文字でお伝えします。
バイオリンって楽器は、知ってるけど…
リアルに体験したことない、って方、多いと思います。
ピアノは学校にもあったけど…
バイオリンは気軽に触れる経験って、あまりないのかなぁと思います。
バイオリンって、振動です。
楽器をアゴと肩で挟んで弾くスタイル
ものすごい振動を受けています。
この振動を体験して欲しかったのですが、こんな状況なので、今回はやめました。
バイオリンの楽器の中には、『魂柱』という柱があります。
弦を弓で擦った振動が、コマに伝わり、魂柱を震わせ、その振動をバイオリンの裏板に伝え、楽器全体を振動させ、音として外側へ発信します。
(写真を参考にしてみて下さい)
『魂柱』
アメリカでは、『サウンドポスト』と呼ばれ、
『サウンドポスト』を『魂柱』と和訳したのは、夏目漱石です。
『さすが』を『流石』としたのも、夏目漱石
めっちゃ素敵な感性♡
その名の通り、魂柱はバイオリンの魂で、魂柱がなかったら、楽器は響きません。
そして、その楽器の状態によっても音色は変わります。
梅雨時期、楽器が湿気を帯びると、全然響きません。
毎日、湿気と温度で音色が変化します。
それを感じる時、楽器って、生きてるなぁ〜
そして、人と一緒だなって思います。
魂柱と楽器
魂と肉体
楽器の振動が私に伝わり、
私が振動して、響いて、耳には聞こえないけど、振動として聞いている人に伝わります。
私も楽器と同じように、私の状態によって、音色が変わります。
自分がわからなくなったり、なんか私、おかしいと思ったら、バイオリンを弾くとよくわかります。
身体が響かないし、息してない
しばらく弾きながら、自分と向き合っていると、響きが戻ってきます。
楽器の振動が、身体全体に響く時、本当になんとも言えないワクワク感というか、幸福感があります。
こうやって、楽器を調弦するように、バイオリンを弾く事で、自分を調律しています。
それぞれ音色はみんな違う
それぞれが、それぞれの音色で響いてる
それで良い
誰かと一緒じゃなくて良い
本当の自分の響きを隠さなくていい
自分の魂が震えること、感動する事を大切にして、本来の響きを取り戻そう。
これって自分を大切にする事だし、自分で自分の存在を認めることだよね。
愛だなぁ〜♡
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