令和時代にマーケターが考えていること【マーケティングフォーラム参加メモ】

第一講座:peach×ヤホーブルーイングのトークセッション:エンゲージメントの最大化について

●エンゲージメント最大化に向けて根底にあるもの
peach:空飛ぶ電車・気軽に旅する・空港から機内
⇒旅行全体の顧客体験の一連の設計
 ・旅行全体をサポートする存在に転換していく
 ・旅の活性化を支援
 ・旅行者と地域を結びつける
ヤホーブルーイング:ミッションを共有し、共感してもらう
 ・お客様はお客様でなく、友達
 ⇒ファンの為のファンイベント
 ⇒ファンの方のやりたい事をどう支援できるか?が企業の役割としても重要

●エンゲージメント最大化の為の取り組み
peach:機内以外でのリアルな接点を大切に
・根底にある価値観の共有:同じ価値観を共有すればお客様との方向のズレはなくなる・隠さない
・海のきれいさの先にある物語を共有する
 ▶tabinoco
 旅を楽しんでもらえるきっかけづくり、旅行者と地域の方が情報を発信、出し合う。
 受信者であり発信者になる。コミュニティのようなものプラットフォームを企業側が準備する
⇒共通項のあるお客様が集まる場所
⇒企業がコミュニティの場所を作る

ヤホーブルーイング:知る・体験・共創
①知る:90分から120分のツアー、年3,000名参加ー
②体験する:交流、交わりを意識したイベント、
③共創する:よなよなこれから会議:ノンアルコールで新しい
 ⇒自己実現:ミッションを一緒に成し遂げたい
 ⇒ワークショップ3時間する
 ⇒ワークショップの運営もファンが行う
●お客様は二つの好きを持っている:商品が好き・会社が好きの二つを持つ
⇒製品興味から会社興味につなげるように設計する

●インフルエンサーアンバサダーに関して
インフルエンサーは広告商品で内容として希薄なものになる可能性がある
⇒何気ない一言での反応:Qを見逃さない
・一個人の企業に感じる物語を見逃さない
⇒丹念にお客様の声を拾っていく
インフルエンサー、アンバサダーになってもらうのは結果でしかない
⇒本当にお客様が好きになってもらった先にお客様が広めるにつながる
⇒その先にあるその人なりの進め方
⇒ダイレクトにアンバサダーになってほしいはしない
⇒内発的な動機を支援することが必要

●インフルエンサーマーケティングよりもインナーブランディング
・中にいる人が同じ価値観をもってやっていかないと難しい
⇒一人ひとりの従業員が判断しやっていかなければいけない

・スタッフ:やらされている感なくやっている芯から楽しむのが伝わる
⇒従業員だけど「最強のアンバサダー」
⇒従業員が会社の性格を作り伝える

●まとめ・所感
「もの売り」だけで完結させずにお客様にその先の価値を伝えることが必要な時代になっている。販売するサービスの考え方も、マスに向けた商品ではなく、100人に1人を熱狂させる商品とサービスを作っている。媚びるでもお客さんに合わせるでもなく、マーケットインとプロダクトアウトの良いとこどりをしているような商品作りを行っているように感じる。それらを支えるのはファンであり、ファンコミュニティを誘発する一番のアンバサダーである従業員、企業という形に共創がある。言語化してしまうとかなり安っぽくなってしまうのは、これからの課題ですが、インターネットが発達してきた現在の時代だからこそ、昔の「ムラ」的なコミュニティが価値観でできやすくなっていると思う。全くの新しい未来ができているという訳ではなくより日本人的な価値観のような。

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