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デジタル大好き人間の目標管理方法

先に結論から言ってしまいます。
僕がいろいろ試した結果たどり着いたのは、、

「紙」でした。

デジタル好きの原点

昔からデジタルが大好きで、たぶん一番はじめは時計だったと思います。アナログ時計よりデジタル時計っしょ。正確な時間が一瞬でわかるし、何より未来感あってかっこいいし。

大人になるにつれ、アナログ時計のほうが相対的な時間がわかるので全体と把握したい場合はアナログのほうがいいよね、とか。歳のせいかアナログの良さというものがわかってきたりはしています。

とはいえ元がデジタル好きなので、例えば目標管理なり、メモなり、PC1台ですべて済む状態になってるとかっこいいよね、というのがありました。また近年スマホ時代になってきて、クラウドで管理していれば手元にPCが無くてもスマホで見ること出来るし、その環境を整えていれば最強じゃんと思ってました。

確かに、これはとても便利です。いつどのデバイスからアクセスしても同じ情報にアクセスでき、どこからでも編集できる。なんかすごくITっぽいし、スマートだし、仕事できてる感あるし。

なので必然的にTodo管理や、目標管理の様なものも全てデジタルに寄せようと頑張っていました。

結果、、

僕はデジタル管理を諦めました。

諦めるというよりは、適材適所なのでアナログも併せて使っていこうという結論に達しました。

なぜアナログなのか

僕は基本的に頭がポンコツです。すぐ忘れるし、ワーキングメモリは少ないし、自分が何しようとしていたか忘れるなんてしょっちゅうです。そんな頭でデジタル管理をするとだいたいデジタルのカナタ、ブラックホールへ吸い込まれてしまい、二度と目にすることがありません。

Todo管理もいろんなアプリを試しましたが、やりたいことをどんどん追加するのですが、結局見ない。ちゃんと消化しない。ということがずっと続いていました。

デジタルの良さではあるのですが、簡単にできすぎるあまり、じゃあこれは翌日に移動、みたいなことを延々とやってしまうのです。また、上限がないのでやりたいことを際限なく追加してしまいます。

ツールをうまく使いこなせる人は、これをうまく管理して運用できるのだと思います。ただ、僕はどうしても無理でした。

今年からですが、どうしても頭に入れたいものはノートに手書きしています。僕は字が汚いので自分で書いた字をあまり見返したくないのですが、そこは我慢することにしました。デジタルで管理すると、とてもスマートに管理できるのですが、入力した瞬間から全てがフラットになり、その時の感情や周辺の記憶が削ぎ落とされた状態になってしまいます。

スマートな人はこれでもうまく対応できると思うのですが、僕はどうやらそうではないみたいなんですね。残念。あと、何かを学びたいときに、ノートの過去ページをパラパラめくれるというのはかなり大きいです。これもデジタルで代用できればいいなぁと思っているのですが、未だにその様なものが出てこないです。

エンジニアなのだから無いなら作れよというのはあるのですが、僕はここは絶対に越えられない壁があるんじゃないかなぁと思っているので素直に紙を使うことにしました。字は汚いんですけど、紙の質感とか、文字を書いてる感覚が結構スキというのもあります。

目標管理方法

たぶんみなさん一度は聞いたことがあると思うのですが、「書くだけで夢は叶う」とか「一冊の手帳で夢は叶う」とかありますよね。うさんくさいですよね。でも僕はこれ結構信じてます。

デジタルで管理するとどうしても「0」「1」のカナタへ情報が吸い込まれてしまい、なかなか目にする機会がなくなってしまいます。もちろん、そうならないようにリマインダーを設定してみたりいろいろ試してみました。でもダメでした。

僕はこれを「意識のフェードアウト」と呼んでいます。夢や目標を叶えたい場合、いちばん大事なのは「常に意識すること」だと思っています。これさえできていれば、カラーバス効果の様に自分に必要な情報にアンテナが向き、「引き寄せの法則」の様に無意識に必要な情報が入ってきたり、行動を起こせると思ってます。

今やっていること

今年からですが、システム手帳を使い始めました。ITエンジニアで21世紀にシステム手帳とかなにそれ、って正直思ってました。ただ、上述したように結局デジタルでの管理は限界があったので素直に試してみることにしました。

僕はフランクリンプランナーを使っています。フランクリンプランナーを選んだ理由としては、やっぱりいちばん有名ドコロなので何かしら良さがあるんだろう。王道として通っておこうというくらいの理由です。

正直まだうまく使いこなせていないので、ぼーっとしていると2,3日書かないことがあるとかはザラです。正直に告白しますが、2月は全て白紙でした。。

また、フランクリンプランナーは「7つの習慣」を元にした目標管理方法があるのですが、これもまた難しいです。ミッション・ステートメントなど、やたらカタカナで直感的じゃないところがあります。なので目標や夢の管理という観点でいうと、日本で出ている他のもののほうが割とわかりやすいのではないかなと思ってます。

自分の存在意義とか、死ぬときの弔事で大切な人に何を言われたいですか?とかそんな質問が多いので、、(僕は、大切な人って誰だ?で詰まりました)

ただ僕はデジタル好きではあるのですが、同じくらい質感があるものも好きなんです。フランクリンプランナーもいろいろな種類が出ているのですが、あえて、ちょっと高めのしっかりした革のバインダーを選びました。

システム手帳の一番の欠点は重くてかさばって邪魔、というところだと思います。これには僕もすごく不安があって、買っても持ち歩くだろうか、、というのはだいぶ悩みました。でも基本的に試してみないと気が済まない性格なので、とりあえず買ってみよう。ダメならそのときに考えよう、と思って買ってみました。

実際にどうだったかというと、僕はちゃんと持ち歩けています。感覚として、革のしっかりしたもので、それなりの厚みもあり、重さもある、というのがかえって良くて、ちゃんと自分のやりたいことや、日々のログがこの中に入っているんだ、というのがとても良いです。

もちろん内容としてはスマホで管理できるものばかりです。カレンダー、メモ、日記、その他諸々。それでもやっぱり物質として存在するというのは個人的には結構大きいです。

ただ、そのために、ちょっと良いもので揃えるということはしています。質感があまりペラペラのものは好きではないですし、気分もあがらないんですよね。手帳も安いものであれば二千円くらいで買えると思うのですが、それだと多分僕は持ち歩かなくなる。紙があって書けるだけ、というのはやっぱり違うんですよね。

使っているもの

こちらです。僕はコンパクトサイズを使っています。

この革の感じはめちゃくちゃ気に入っています。ガラス加工というのがすごく気持ちいいですね。またスリムなのでそこまでかさ張らないのも気に入っています。唯一、ちょっと失敗したなと思うのが、ベルト無しを選択してしまったことです。

手帳はかなりパーソナルな内容を書くことになります。というか、それを書くためのものだと思っています。なので、ベルトが無いと、どこかに置いて離席したりした場合に、誰かに見られるんじゃないか、、ということを思ってしまってパーソナルな内容を自由に書けないな、と思ってしまうことがありました。

さすがに手帳を勝手に見る人はいないと思いますが、ベルトある無しは鍵がかかってるかどうかくらいの心理的ハードルがあると思っているので、買い換える際には絶対にベルト付きにしようと思いました。システム手帳を買うのは初めてなので、ベルトがあるとちょっと面倒かなぁと思ってしまったんですよね。

またベルトがある方がしっかり閉じられるので、自分の夢なり目標なりがそこから逃げないと思える、というのもあるんじゃないかなぁと思っています。

中身はこんな感じです。フランクリン・プランナーのリフィルは通常のバイブルサイズと言われているものより幅が若干広くて、個人的にはそこもお気に入りポイントです。穴の位置はバイブルサイズと同じなので、他から出ているリフィルを挟むこともできます。

ペンはこちらを使っています。4色なのが良くて、前まではジェットストリームの4色ボールペンを使っていたのですが、4色となるとどうしても持ち手部分が太くなるんですよね。その点このPILOTの4色ペンは持ち手の部分がくびれているのでとても持ちやすく書きやすいです。

左がジェットストリームで、右がPILOTの4+1 Woodです。

と、こんな感じで決して安くはない投資をしているのですが、思いついたことを書き留めて、ふとした時に見返すというのは結構大きな気付きがあります。

使い方

主な使い方としては、前日の夜か、朝に当日やらなければいけないことを書き出しています。スケジュールはプライベート・仕事両方共googleカレンダーで管理しているのですが、手帳に転記します。

正直面倒なのですが、その転記のタイミングで今日はこんなMTGがあるからこんなことを話そうとか、これをやるにはこの準備が必要だな、みたいなことを再確認できるので面倒でも書き出しています。

同じく、当日のタスクも書き出します。過去にTodoアプリを使いこなせなかったと言ったのですが、デジタル管理だとあまりにも簡単に追加でき、期限を伸ばすこともサクッとできてしまうんですよね。

ただ、手書きで管理していると、今日やろうと思ったことを明日に延ばした場合、手帳の明日のページにまた書かなければいけなくなります。これが何度か続くと、さすがに面倒になってさっさと片付けよう、という気になります。

デジタルのTodo管理のときは、平気で1ヶ月先送りしたものとかありました。。(1ヶ月先に送ったのではなく、毎日「翌日へ」を30回繰り返している)

また、一日の終りにはその時の気付きや、挑戦したことがあればよかったこと・悪かったこと、などを書き出したりしています。基本的にかっちりするのが苦手なので何の制約も設けずに自由に書けるようにしています。

こうやってログを残してそれを後からぱらぱら振り替えれるのが一番の利点だと思っています。

目標達成できてる?

目標管理方法とかタイトル付けた割に、実はまだ目標が定まっていませんん、、ぼんやりとはあるのでそれをどのようにまとめて書こうかなと思っている段階です。

ただ、手帳に書き留めて、肌身離さず持ち歩き、ふとしたときに見返す、というのは「意識のフェードアウト」を防ぐ手段としてはとても大きな効力があるなというのは痛感しています。

また目標や夢を決めるときに、自分が何が好きなのか、自分の価値観を考えることはとても大切です。そのために、今度は手帳にこれまた古臭いのですが、スクラップをしようと思っています。

やり方は簡単で、単純に好きなもの、欲しいもの、手に入れたい将来のビジョン、がイメージできるような絵や写真などをペタペタと貼っていこうかなと。そして手帳を、自分の分身と言えるような状態まで育てていく。そこまで行けると、ぶれない自分の価値観が明確になるのではないかなと思っているんですよね。

終わりに

全てがスマホで完結するほどスマートでかっこいいことは無いと思っているですが、そこに固執するよりもアナログの良いところも併せて使っていく方が僕の場合は近道かなと思いました。

デジタルで完結するスマートな方は羨ましい限りなのですが、もし僕と同じ様になかなかうまく管理できないなぁと思ってる人は、一度アナログを取り入れてみると意外とハマるかもしれません。

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