坂口安吾というひとによると、突き放されなければ文学ははじまらないのだという。
Ango Sakaguchi says that literature starts from where we are abandoned.
文学来自我们被遗弃的地方
モラルも救いもなにもない、ただひどく突き放された状態が、文学の出発点になるのだという。
『文学のふるさと』では3つのストーリーが紹介される。その中の一つに、芥川龍之介のところに農民が自分の書いた原稿を持ってくる話がある。親が
床前明月光,疑是地上霜。举头望明月,低头思故乡。
chuang qian ming yue guang, yi shi di shang shuang. ju tou wang ming yue, di tou si gu xiang.
ベッドに横たわって、夢うつつになってたら白い光がみえた。あれは何だ? 地面の霜がきらきら光ってるのか? 頭をあげてよく見てみたら、それは月ではないか。遠くの大切なあのひとたちも、あの月を見てるのかと思う。今はただ頭を垂れて、故郷のこと考え