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G-CoCoRoまとめ

気温変化に馴染み、ちょっと体調が安定してきたので更新。

写真の掲載はこちらに許可を頂いています。


かくして私の5日間の実習は終わった。上記のホームページにはボランティアように書いていただいているが、なんてことはない久々の実習生気分を味わいに行ってきただけだ。今までの実習で一番楽しめたように思う。


なぜ楽しめたのか

①みんな明るい

私がこれまで知る施設の中で、一番利用者さんが生き生きとしていた。ノリも良い。HISの学習ツアーにも組み込まれていて、来客がある際にダンスショーを行なっている。それも、やらされているのではなく、練習も率先して行い、前に出ようとしていた。国民性や文化の違いもあろうが、楽しんでいる。facebookの動画をリンク。結構長いので全部を見なくても、興味があれば少しどうぞ。



②ホスピタリティがある

かなり昔から見学や体験で来客と接してきており、対応に慣れている。作業の教え方も上手いし、飲み物を出してくれたり、扇風機を回してくれたり。「優しい」というレベルを通り抜けている感じ。私のような異国人だからこそ気を使いすぎる必要性がないのかもしれないが、まじすごい。



③CoCoRo(心)が通じる

私は全くベトナム語を話せないし、英語のスキルも残念な感じだ。けれど全く彼らとのコミュニケーションに困ることはない。明るさや優しさ、ホスピタリティもあるが、ノンバーバルでコミュニケーションが取れるのだ。気持ちが通じている感じがする。

日本にいると当然のごとく日本語が溢れていて、耳から溺れて死んでしまうのではないかという感覚が時たまある。G-CoCoRoで大事なのは視覚、face to face の価値をどっぷりと感じられて嬉かった。


精神保健福祉士や社会福祉士の資格を取るためには現場実習が必要になる。私もそれを経験してきたし、バイザーとして実習生の受け入れもしてきた。なんのための実習かといえば、1番の目的は人を知ることだ。カテゴライズされた障害者をアセスメントしていくためではなく、向き合って、感じ、知ることだ。

日本語が通じなく、文化も異なり、くそ暑い。この限られた環境はいろんなバイアスを取っ払ってくれて、人と向き合うのにかなり良い環境だと思う。実習むきだ。しかし、残念なことにG-CoCoRoは日本の精神保健福祉士・社会福祉士、というか障害者福祉全般にあまり繋がっていない。置いてある記録を見ると日本人は多く来ているが、障害者福祉系の人々は見当たらなかった。


私はこの貴重な環境をもっと売り出していきたいと考えているし、それが私の今のモチベーションを支えてくれている。さてさてどうしたものか。今日も案を練る。