LINE Pay「全員にあげちゃう300億円祭」の規模は想像以上に小さい理由
LINE Pay「全員にあげちゃう300億円祭」が延長されたと発表がありました。300億円を配り終えるまで継続するとのことです。
LINEによると、20日午前11時にスタートしたキャンぺーンは、1日目で90億円を消化。3日後の23日には150億円分を消化した。しかし、その後の送付額は伸び悩み、24~29日の6日間で約50億円分にとどまった。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190530-00000041-asahi-bus_all
今回のLINE Pay「全員にあげちゃう300億円祭」の規模は想像していた以上に小さいのではないかと思うのです。
それもそのはず。
paypayのキャンペーンとLINE payのキャンペーンでは消費された数字の性質が全く異なるからです。
paypayは還元キャンペーンなので買い物で使った金額に対して還元されるというものでした。その総額が(1回目の話だけで)100億円という数字。
一方で、LINE Pay「全員にあげちゃう300億円祭」では友だちユーザーに送ったお金の数字で換算されています。
つまり、LINE Payでは送ったお金を「使う使わないにかかわらず」計算されています。実際には動いていないお金があるってことですね。
私もLINE PayのキャンペーンをLINE友だちに送りましたが、全員が受け取ってくれたわけではありません。LINE Payをやっていない人は本人確認作業が大きなハードルとなって「面倒だからいらない」と感じるようです。
また、「友だちに1000円を送れるキャンペーン」と表現されていたとしても、実際には
・LINE Payで本人確認作業の手間賃として1000円
・本人確認作業を行ってLINE Payアカウント開設してくれたらLINEが報酬を1000円あげます
といった意味合いが強いようにも感じます。これでは、紹介する側のユーザーはあまりメリットを感じられないのは当然です。
「300億円」という数字にインパクトはありましたが、ふたを開けてみたらがっかりなキャンペーンだった。
そう感じた人も多いのではないでしょうか。
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