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大手ウェブサイトで文章作成方法を学ぶ

今回は人気ウェブサイトを構築するときのコンテンツ記事の書き方についてお話します。

メルマガで書く文章、ブログで書く文章、そしてサイトコンテンツとして掲載する文章、これらの文章作成方法はそれぞれ異なります。

言葉の表現方法も違うし、記述の仕方や記事構成のやり方などがまったくの別物となるのです。

例えば、私のメルマガは推敲もせずに好き放題書いていることが多くて、書きたい放題、言いたい放題でやっちゃっています。

しかし、これが大手サイト運営での記事コンテンツ作成を任された場合はそうはいきません。

メルマガでは伝えたいことを伝えることが一番大切なことですが、サイトコンテンツを作成する時に重要なのは「訪問してくれたユーザーへ求めている情報が一目で分かりやすいようにまとめてあること」です。

実は現在、請け負っている案件の中に、ある程度名の通ったウェブサイトの記事コンテンツ作成を一部任されています。

法人で運営するような大きなウェブサイトになると、記事構成や見出しなどがきっちり決められていて、それに沿って記事を書いていくようになります。

書くテーマや見出しが細かく決まっていれば簡単なようにも思えるのですが、そこに主観的な内容は入れることはできません。あくまでも決められた書式や文字数で客観的に正確な情報を書き連ねることが求められます。

決められたテーマの中に、決められた文字数で入れ込むということは、非常に難しいのです。

なぜなら、求められているのが「知識や事実」だからです。

知識はもうすでにインターネット上に溢れています。しかしながら、同じような言葉で表現するとコピーコンテンツ扱いとなってしまいます。

わかりやすくいうと、
「1足す1は2です」

この事実に対して20文字以内で単純リライトするなら、
「1と1を足すと2になります」
「2というのは1と1を足したものです」
など、になります。

これって表現に限界がありますよね。

主観的な見解が入っていないため、どうしても似通った文章になってしまいます。

ウェブサイトの運営母体が大きくなれば、それだけ記事作成の形がきっちりしていて、自分の色が出せない難しさがあります。

一方で、決められた形に沿って仕事をすることができるので、的確に指示できて書き手が慣れてくれば、ある程度誰にでもできるような仕事でもあります。

それでも、言葉の引き出しがないと、リライトをするにも難しいし、自分の中に意味を落とし込んで書き出すとしても常に勉強していないと言葉の表現が出てこないのです。

私が抱えているライターたちも、この部分に非常に戸惑っていて、今も必死にもがきながら日々コンテンツ作成しています。

・成約が取れるような記事であればいいや
・成約が取れるようなサイトを作ればいいや
といったサイト構築とは一線を介したサイト構築です。

これもまたいい経験だと思って仕事を受けていますが、私個人だけなら投げ出してしまうかもしれません。

サイトを通じて報酬を上げるというゴールは同じですが、きっちりと決められた条件の中で書くことも、時には必要なのだと思います。

運営母体が大きくなればなるほど、質の高い記事を提供し続ける必要がありますので、人に指示する上では再現性を高めるためにも細かい指示や条件を作ることは大事です。

いや、ほんと個人運営や小規模母体のサイト運営で、緩くやっていてよかったなとつくづく感じます。

それでも、大型ウェブコンテンツの文章作成ノウハウを勉強させてもらう上に報酬がもらえる、と考えれば依頼を断る理由もありません。

いずれにせよ、記事コンテンツの作成は読む人にとって有益な情報を提供することが重要なことです。これは、どのウェブサイト構築でも共通しています。媒体の規模や運営母体の大きさに関係なく、本質となる部分はブレないように書くようにすべきですね。

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