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インセイン/かげふみ

あやめさんGMのインセイン「かげふみ」に参加しました。

1年前、交通事故で他界した小学生、白咲陽芽。そのまま現場を立ち去ったひき逃げ犯は未だ見つからず、悲嘆に暮れた父、白咲真砂は事故から1年経った今もふさぎ込み、鬱々と日々を過ごしていました。「神」とまで呼ばれた優秀な絵描きであり、海沿いの巨大展示場で年2回開催される即売会でも人気を博していた彼ですが、この一年は作品の発表も途絶え、SNSへの投稿もぱったりと途絶えてしまっています。

近所に住む小学生、月森りんね(Sさん)はおまじないやダウジングが大好きな、ちょっと内気な女の子です。土木系の工事のお仕事をしている父と兄を慕っており、きれいなペンデュラムをこっそり身に着けています。
いつも教室の隅で、一人本を読んでいたりんねに手を差し伸べてくれた唯一の友人はもういません。陽芽の一周忌に現場に花を手向けたりんねは、ふと、あの日、陽芽に伝えられなかった一言を思い出します。

桜樹晴翔(Aさん)は若手の警察官です。1年前のひき逃げ事件で最初に現場に向かった彼は、新米警官故に満足のいく対応ができませんでした。現在も捕まらない犯人、操作は完全に行き詰まっており、それが自分の至らなさに発するのではないか、と自分を責めています。
事件から一年、事件記録を読み直した晴翔は、もう一度現場に向かい、手がかりを探そうとします。

愛娘を失った白咲真砂氏は、以来、精神の不調を抱えています。主治医の時任影生(Tさん)はそんな白咲を担当し、サポートを続けてきました。
食事は取っていますか?夜は眠れていますか?薬はきちんと飲んでいますか?
そんないつもの診察の後、いつもの薬を処方した影生は、白咲が処方箋を受付に置き忘れていることに気付きます。もう夕方だ、早くしないと薬局がしまってしまう。そう考えた影生は、白咲の家に処方箋を届けに行くことにしました。

「白咲先生、最近は新作の発表もないし、SNSも動いていないけれど、最近どうなさっているのかしら。前回の即売会にも出ていなかったし、次はサークル参加なさるのかしら」
白咲真砂の熱烈なファンである白玉紅子(よっぴー)はついに勇気を出して、白咲先生のオタク^H^H^Hお宅を訪ねることにします。普段は冴えない事務系OLですが、仕事が終われば自分も絵描きの端くれ。得意なジャンルは少々特殊だけど、白咲先生とは即売会場でご挨拶もしたし、SNSでは互いに作品を見せ合う仲でもあります。
先生がなにかお困りなら、友人として手助けできるかもしれない。それに……少し気になることもあるし。

インセインなのでシナリオ中盤の展開とかは詳しくかけないんですけど、白咲先生のお宅で繰り広げられる心理戦(約2名)はとても楽しかったです。なるほどー、インセインってこうやって楽しめるんだーという体験でした。
あやめさんが操るNPCは魅力的で、GMの人柄がよく出ているなーと思いました(まちがっても高笑いとかしない)。落ち着いた状況描写もあいまって、よい雰囲気のホラーを堪能しました。
インセイン、楽しいのでまた誘ってください。ありがとうございました。

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