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託児銭湯、第一期が無事に終わりました!

こんにちは。そこらへんの野良犬ことヨッピーです。
「週に8回銭湯に行ってる」などとあちこちで吹聴しつつ、「実際、ワシはどれくらい行ってるんやろか」と思ってちゃんと数えてみたら、とある週は9回行ってました。さすがに行きすぎ。

さて、突然「終わってる我が家の玄関」を見せつけて恐縮ですが、これは僕が託児銭湯をはじめるにあたり欲しいものリストを公開したところ、全国各地の優しい方々から送って頂いた備品の数々です。その節は本当にありがとうございました。

恐ろしいことにこれでも一部です。このあと3日間に渡ってこれくらいの量が届き続けました。段ボールを開梱しすぎて指先の油分が全部吸われ、一週間くらいアカギレと格闘するハメになった。

さておき、託児銭湯の話です。「なんだそれ?」という人のために解説をしておきます。

託児銭湯はその名の通り、「こっちがお子さんを預かるので、親はその間にゆっくりお風呂に入ってチョ!」という神サービスです。保育士とスタッフを配置し、お子さんを預かって一緒に遊んだり、親と子どもが一緒に入る場合には「サウナに入ってる間だけ見てる」とか「髪の毛を乾かすのを手伝う」とかそういう事をします。中野区の助成事業なので託児料金がかからないまさに神イベント!僕が参加者側で利用したかった……。

何故これをやったかというと、自分の経験からです。僕は子どもが産まれるタイミングで、奥さんの実家がある熊本に里帰りしておりましてね。

新生児の時期は夜間の育児をまるっと全部僕が引き受けていたのですが、仕事もこなしつつ毎日夜間の育児を続けていると親神(おやしん。親の神様のこと)と呼ばれた僕もさすがに気が狂いそうになるじゃないですか。息抜き的な時間がないとやってられないわけです。

しかも熊本と言えば名サウナ「湯らっくす」のお膝元ですから、「お願いだから湯らっくすに行かせてください!」「湯らっくす以外のお風呂には入らない」「夫が悪臭を漂わせ、お義父さんとお義母さんに『娘、ヤバいのと結婚したな~』と思われても良いのか」「とにかく湯らっくすに行かせろ」「行かせてくれなきゃ死ぬ」と泣きながら床をゴロゴロ転がることで新生児期のクソ忙しい中とはいえ渋々サウナ通いを認めて頂いたわけです。そんなわけで意気揚々と、元気よく、毎日湯らっくすに通っておりました。これが完全に救いになった……!

いやほんと、親とは言えたまには子どもから離れてのんびりした時間を過ごすのは大事なんですよ。本当は週イチくらいで出来れば良いんだけど、予算の関係もあって月イチ開催。

【参加者の声】


他にもたくさん。

そんなわけで昨年7月から3月末まで、計10回に渡って開催したのですが、事故やトラブルもなく、来場者には軒並み喜んで頂けたので「良かったな~!」と自画自賛しております。

ご協力頂いた、

松本湯さん
スタッフの方々
協賛企業の皆さん
利用者の皆さん
欲しいものリストを買って頂いた方々
寄付して頂いた方々
取材してくださったメディアの方
中野区民の皆さん

本当にありがとうございました。
ただし回を経るごとに申し込み数が増えていき、だんだん当選しづらくなって、抽選に外れてしまった人達には申し訳なかったのですが……。

これから清算作業に移るのですが、中野区からの助成金100万円(税込なので実際は90万円ちょっと)に関しては施設利用料及びスタッフのギャラで綺麗に全部使い切っております。もちろん領収書もあるので一緒に提出するよ。

しかしながら頂いた寄付金や協賛金などの予算がまだ残っているので、これを第二期にまわして更に続けられるといいなと思っております。

中野区の助成金はコンペ形式なのでハネられる可能性もあるのですが、参加者は毎回満員御礼で抽選形式、申し込み数も回を経るごとに増えるし、新聞雑誌などで取り上げて頂く事もたくさんあったので実績として申し分なく、「まあ、申請すりゃ通るやろ?」くらいに思っております。中野区民の方々は応援よろしくお願いします。もしハネられたとしても企業の協賛をゴリゴリ集めてなんとか開催に漕ぎつけたい。

以下雑感。

〇とは言え作業としてはまあまあ重いので褒めて欲しい

皆さんに喜んで頂けるのは嬉しいし、現場監督みたいなポジションで差配したり子どもの相手してるのは楽しいから全然良いんですけど、毎回クソでかい荷物を車で運び、終わったらまた積んで持って帰って洗い物してっていうタスクを処理するのはまあまあ大変でした。月に1回は土曜日が半日潰れるし。これをノーギャラでこなしてる僕、ひょっとしてめちゃめちゃえらいのでは?と自画自賛しています。

参考までにこれが今現在の我が家の玄関なんですけど、廊下にバカでかい託児銭湯の備品がずっと積まれているので死ぬほど邪魔です。これを受け入れてくれてる奥さんに敬礼!

〇もっと参加出来る人を増やしたい

スタッフは、

・保育士さん5名
・通常のスタッフ10人
・全体監督(僕)

という体制でまわしておりまして、基本的には

・男湯に2人
・女湯に2人
・受付に1人
・託児スペースに10人

っていう基本配置にしてあるのですが、託児スペースに10人だと預かる子どもの数は20人が限界かなぁと思い、各回、託児の受け入れ人数がそれくらいになるように調整して当選するようにしておりました。親子一緒に入る、という方については親がそばにいるわけだし無制限に受け入れてましたけど。

そうなると子どもの数も入れてだいたい6~70人くらいの参加者です。本当は100人くらい受け入れたいんだけどなぁ。

法律で定められた基準によると、乳児なら保育士1人に3人、幼児なら保育士1人に6人っていう比率らしいのでもっと受け入れても良いのかなぁと思いつつ、設備が整っていて子ども達も慣れている保育園とは違うし、特に1歳~1歳半くらいの子どもはまあまあの確率でギャン泣きするのでキャパを増やすのはなかなか難しそうだぞ、と思っております。スタッフを増やせば良いんだろうけど、そうなると予算がな~~。悩みどころであります。報酬はちゃんと払いたいし……。

〇お金のやりくりについて

中野区の助成金は初年度100万円、2年目は80万円、3年目は60万円、4年目以降は打ち切りっていう感じの仕組みになっているので、寄付金企業協賛その他自主財源でどうにかこうにか年間100万円くらいのお金を作って永続的にやれないかな~と思っております。

単発協賛、例えばユーグレナさんに協賛頂いた会は「託児銭湯~ユーグレナの湯~」みたいな感じで開催し、来場者にユーグレナを配ったりしたのですが、そんな感じでご協力頂ける企業さんは随時募集しておりますので興味がある方はぜひ僕のTwitterのDMにでも名乗り出てください!
各回10万円です!「まるっと全部協賛するわ!」って場合は100万円です!よろしくお願いします!

あとはステッカー作って販売しようかな~とかも思っております。


これ!これを作って開催日に500円くらいで売って費用の足しにしようかな、とか。あとは何があるかな……。

〇もっと他にも広がって欲しい

「こういうの、色んな所が真似して全国に広がっていくと良いな~」と思っております。銭湯だけじゃなく、託児スポーツジム、託児勉強会などなどなんでも良いんですけど。「参考にするので見学させて欲しい!」みたいなお話はちょろちょろ頂いて実際に見学にも来て頂いたのですが、まだ実現には至ってないっぽいので「ワイもやりたいから色々教えろ!」みたいな方も是非DMください!ノウハウ的なアレコレは共有させて頂きます!

そんな感じで、皆さんのご協力ナシには成り立たない企画ではあるのですが、中野区のコンペに通ればまた6月くらいから開催出来ると思いますのでよろしくね!!!




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