本屋での遊び

高校生の頃、本屋さんでやっていた遊びを思い出したので忘れないうちにメモ

ルール

その遊びは1人千円札1枚を持って行う。その千円札に目印をつける。そして1人ずつ本屋に入り、この1週間で絶対売れないと思う本に挟んで本屋を出てくる。参加者全員で隠しす。お互いがお互いどの本に隠したのか?は分からないように。そして翌週、みんなと一緒に、その千円札があるのか?を確認しに行く。あれば、勝ち!なければ、負け!誰も得しない遊びだ。

もともとは、これだけたくさんの本があって、でも全く売れない本もあるだろうけど、いつまでも売れない本を置いておいて本屋って大丈夫なのかな?というところから始まった。どの本が売れそうにないか?痛みを持って実験することになった。という遊びだ。本屋をくまなく歩き回り、自分の一冊を決める。そして翌週、大きなスリルとともに自分が隠した本を探しに行く。

3人で始めた遊びだったが3回目くらいに友人の1人目が脱落。2か月後くらいに2人目が脱落。残るは私の千円札だけになったが、それも半年以内に無くなってしまった。意外にも本屋の本は入れ替わっているという結論だけを導き出し、このゲームは終わった。

でも、これだけ毎週本屋に通った時期もない。売れなさそうな本と向き合った時期も。外国のライトノベルとか詩集とか囲碁の本とか聞いたこともない言語の辞書とか。本屋ってまだまだ楽しい場所になるのではないか?決してAMAZONではできない本屋さんの遊び。


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