Core ML Tools の環境構築

Core ML Toolsの環境構築したけど少しハマったところもあったのでメモしておく。Core ML Toolsは機械学習の各種モデルをiOS向けに変換するツールです。

環境

% uname -a
Darwin MacBook-Pro.local 19.6.0 Darwin Kernel Version 19.6.0: Sun Jul  5 00:43:10 PDT 2020; root:xnu-6153.141.1~9/RELEASE_X86_64 x86_64
% python3 -V
Python 3.7.3

Core ML Toolsのバージョン

2020/8現在、3.4(3系)と4.0b2(4系)の2つがあり、対応するTensorflowのバージョンが違います。

Core ML Tools 3.4
Tensorflow 1.14.0
Keras 2.2.4
Core ML Tools 4.0b2
Tensorflow 2.2.0
Keras 2.2.4

iOS14がリリースされることには4系が正式版になると思いますが、今回は3系でセットアップします。

セットアップ

venvで仮想環境を作成

python3 -m venv venv
source venv/bin/activate

仮想環境で以下のコマンドを実行、JupyterLabもインストール。

pip install --upgrade pip setuptools
pip install coremltools==3.4
pip install tensorflow==1.14.0
pip install keras==2.2.4
pip install jupyterlab

JupyterLabを起動。

% jupyter lab

ブラウザが起動しました。

スクリーンショット 2020-08-02 15.33.25

念のためバージョンを確認してみます。

スクリーンショット 2020-08-02 15.36.53

ワーニングが出るのですが3.4と表示されました。

Kerasのモデルの変換

堤さんの本を参考にKerasのモデルのCore MLのモデルに変換してみます、具体的な手順は書籍を参照してください。

変換したモデルを確認してみます。

スクリーンショット 2020-08-02 15.46.50

Core MLモデルが作成できました。


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