お香「二条」で坐禅。
松栄堂のお香「二条」
泊まったホテルで焚かれており、ふたたび自分のなかで「二条のお香ブーム」がやってきました。やっぱりとてもよき香りです。
爽やかさのなかにほんのり甘さがあって、ほどよき品を感じるお香。
そんな二条を焚きながら坐禅をしました。
良き香りにさそわれて、わたしの意識は「お香」へ一直線です。
燃え尽きてしまうまで、わずかなひと時。
それを堪能したくて、深呼吸を繰り返します。
けれども永遠に香りを感じていることはできません。
なぜなら、呼吸は「吸って吐いて」の繰り返しだからです。
息を吐くあいだは、あのよき香りを味わえない。
なんとももどかしい時間です。
けれども息を吐かないと、ふたたび吸うことだってできないのです。
呼吸とは、吸って吐いてのくり返し。
そんな当たりまえのことに意識を向けてくれた、本日の坐禅。
呼吸が吸って吐いての繰り返しなのだから、人生だってそんなものなのでしょう。吸ってばかりはいられないし、吐いてばかりもいられない。
そんな気づきの坐禅でした。
いつも読んでいただきありがとうございます☆