思い出の箱 (詩っぽいもの)

思い出の箱を 開けにゆく
何処に置いたか 思い出せずに
どんな箱かも 思い出せずに

思い出の箱は 数多在る
辿り着けるか わからぬままに
朽ちてはいないか わからぬままに

思い出の箱を 開けにゆく
心の声を 標と為して
微かな記憶を 標と為して

そして見付ける事が出来たら

思い出の箱を 手に取って
眺めていたい あなたと共に
慈しみたい あなたと共に

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