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コーダー道場宮崎 / 19.05.31 と fablab

Seagaia meeting 2019 という医療関係者の集まりにお招き頂いて、CoderDojo Miyazakiの取り組みについてお話をさせて貰いました。

時間が余ったら、Scratchでのプログラミングのデモなんかもやろうと思っていたんですが、スライドをめくるたび、話したいこと、伝えたいことが次々と出てきて、結局時間が足りないくらいのペースで1時間があっという間に過ぎてしまいました。デモは出来ず(^^;

その代わりに、Creative commonsやOpen sourceの文化について、または元々教育用の廉価なコンピュータであったはずのRaspberry Piが工業や医療の分野でも実利用され始めていることなどを紹介できたのではないかと思います。私の拙い説明でどのくらい伝わったかは些か不安ですが…。

インターネットというのはプロトコル(約束事)の集合体です。コンピュータやオペレーティング・システムにも同じことが言えますね。最後まで分割すれば「0」か「1」かでしかありません。だけど、そのたった2つの値の上に、あらゆるデータとその操作を載せて表現(実装)することが出来ます。すべての集合知の形成に言えることは、相手の知をリスペクトしながら、それをもう一段推し進め、かつそうして出来た自分の知を、他の誰かが利用してくれることを期待する、という姿勢が不可欠だということだと思います。学術論文の世界では当たり前で、よく考えたら凄い釈迦に説法な話をしてしまったなと、終わってから赤面してますが(^^;

シェアして、模倣して、改良してそれを更に皆にシェアして…というソフトウェア開発のサイクルが、今度は「ものづくり」の世界にも波及しているんですよ、という流れで「Fablab宮崎」設立を目指すクラウドファンドも紹介させて貰いました。0と1のコンピュータのデータと同様、世界を構成する全ても結局は人々が「どう見るか」という解釈次第です。確かに色んな問題もあるし、ディストピアを想像することも難しくはない。だけど、皆んなでちょっとずつ世界を良くすることが出来る、という解釈を共有することで、本当に「世界は良くなる」可能性があります。一歩ずつ進めましょう!


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