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幸せのパンケーキについて
 JKの姪に怒られた話

これは僕(27歳)が姪(JK)と話し、ピュアを感じたエピソードである。

姪との歳の差は10歳(因みに兄との歳の差は12歳、甥は現在中二)というサザエさんのような少し変わった家族構成のわが家族。
それなりに仲は良く、姪達にもよく会う。

テスト勉強中の僕(13)の横で遊んでる姪(3)。
なんとも微笑ましい写真だ。

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姪は今を謳歌する花のJK!
現在姪は立派なJKとなった。本当に感慨深い。
すっかり僕も親戚の叔父さんの気分だ。本当に大きくなったなと。
今はコロナで大変そうだが、少し先の現実も見据えた真面目な側面を持ち、更に煉獄さんを夫に持つ今時のJKだ。
夫の死に際には大画面で6回立ち会い、しっかり地上波でも見守った。
まぁそんな感じだ。

ある日

ある日、JKの姪が
「見て幸せのパンケーキ食べたんだぁ」と”映えた”写真をドヤ顏で見せ付けてきた。フルーツもホイップも盛り盛り!
「すげーな!これ一人で食ったの!?」と聞くと
「余裕✌️」と、使えるところでは余すことなくドヤ顔を披露してくる。
「マジでめっちゃ美味しかったぁ!!」と写真を見て味を思い出しているようだった。
姪は幸せのパンケーキを食べた幸せな人間と化していて、商品名は伊達じゃ無いと思った。

少し前に実は僕はそのパンケーキを食べに行った。シェアして丁度いい量と甘さだった。あれ全部は無理だ。
僕は当分パンケーキはいいやと思ったが、姪は今すぐに追加のパンケーキをここ(実家)で注文しそうだった。

そして事が起きる。

急変

僕の次の一言で事態が急変した。
「これおれ一人じゃ全部食えなっかたのにすごいなぁ」
この一言で空気が変わる。
一瞬でリビングの雰囲気が変わる。
多分猫の毛は逆立った。たぶん僕の天パも更に渦巻いた。
ブリーチで言う隊長級の霊圧、ハンタハンターで言うピトーの禍々しいオーラ。
それが一瞬で空間を支配した。そんな感じだ。

「??はぁ!?・・行ったの!?」と1オクターブぐらい低く、ドスの効いた声で聞き返してきた。まさに別人
スカウターで示される数字は見る見る上がっていく。キュウイも唖然。
そんな感じだ。

思わずたじろいて「え、、、行っちゃダメなんですか?」と敬語で聞き返した。まさに蛇に睨まれたカエル、フリーザを見たクリリンである。

すると姪は眉間にしわを寄せて
「ひーちゃん今彼女いないよね!?」っと疑い深い顔で聞いてくる。
(姪たちには昔からひーちゃんで通っている。)
僕は彼女がおらず、食べた時は仲のいい女の友達と食べに行った。その事が姪のピュア心を刺激する

僕は「はい!現在彼女はおりません!」と答えた。怖い!恐ろしい!
昔はあんな小さかった姪が!保育園のお迎えに行ったり、遊んで一緒に昼寝をしていた姪が!今や計り知れない戦闘力。叔父の僕は完全に下っ端だ。

「じゃあ一体誰と行ったんですか?」と姪。もはや尋問である。フリーザと見間違えるほどの迫力だ。ドドリアの気持ちが少しわかった気がした。
そして、
正直に、
「な、仲の良い女の友達と行きました。」と言うと、

ボカン!スカウターがぶっ壊れた。

「でたーーー!!!本当にそういうのが一番だめ!」叔父は一番だめなことをしてしまった。
「友達と行っちゃダメなの!?」と思わず聞くと。
「友達っていうか、それって思わせぶりじゃん。マジで良くない。そう言う男が一番ダメ。」
「あー別にそう言う訳じゃ、、、」
「マジないわぁぁ」、、、、もう何も言えないのである!

確かに高校生の時の自分だったら、「あいつそういうところあるよなぁ」と思っていたかもしれない。
自分の中に失われたピュアを思い出したような気持ちだった。
そこまで悪いとは思っていないが(彼女いないし!)「確かになぁ、、」とこぼした。

こんなことをJKの姪と中2の甥と話すたびに、そんなことあったなぁと思うことがある。自分と少し重ねて考えてみたりする。楽しい時間である。

終幕。

兎にも角にもナメック星が破壊される前に、姪の上がりきった戦闘力を抑える必要があった
話題をなんとか逸らすため
「え、ていうか姪が前言ってた好きなやつは?」と苦し紛れのボール球を投げた。
すると「それが聞いてよぉ」と見事にかかった!
叔父は姪が生まれてから過去一の危機を脱したのだ。
パンケーキはどっかに飛んでいき、霊圧はフッと通常に戻った。
すでに煉獄さんという夫を持つJKの恋話で盛り上がった。
心を燃やした夫、煉獄さんに謝れw

姪との仲はまぁそんな感じだ。


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