見出し画像

パピプペポーカーピリピーナ⑦


2階席からお札をばら撒いた。

1階のステージにいる女の子達が、
上から降って来るお金を
少しでも取ろうと手を伸ばす。

石油王ごっこ。

意外と楽しい。

レガシーさんは無駄使いが嫌いなので、
俺がばら撒いた。


最初はピンポン玉。

1個20ペソで25個買う。

それを女の子達に向かって投げる遊び。

わーい!って感じでピンポン玉をキャッチしたり
拾ったりしている。

ここアンヘレスでは、
20ペソはだいたい200円くらいの価値。

拾ったピンポン玉は後でお店が換金してくれる。

意外と面白い。

次にバズーカ砲。

巨大なクラッカーにお札がいっぱい詰まっていて、
紐を引くと飛び出していく。

2000ペソ位だった。

これも意外と面白い。

しかし1番は直接2階席からばら撒く方法。

神になった気がする。

おお神よ!
と、天に向かい手をあげる姿に似ていたからだ。

ポーカーで20万ペソ勝ったので、
10万ペソ分をばら撒いた。

ここアンヘレスでの10万ペソの価値は
日本のショークラブで100万円分の
チップをばら撒く感覚に近い。

ばら撒き終わって席で飲んでいると
女の子達が押し寄せて来た。

まだ10万ペソあるので、
全員にドリンクを奢る事にした。

5万ペソで出来る。

オッケーボス!

スタッフがベルを叩く。

カンカンカンカンカーン!

女の子達がキャーと言いながら
列に並んでテキーラをカンパイして行く。

ママさんと言われる女性マネージャー達にも、
ウエイトレスにもウエイターにも振る舞った。

ポーカーをレジャーとしている俺にはあぶく銭だ。

バカ騒ぎを楽しんだ。

その中に凄くタイプな女の子がいた。

スレンダーでスタイル抜群な綺麗系。

マリア。

今回のヒロインだ。

少し話したが、聴き取り安い英語。

しかもゆっくり話してくれる。

理解しにくい場合は、
簡単な英語に置き換えて説明してくれる。

コミニュケーションが取れるのはでかい。

おまけに美人だ。

俺はお持ち帰る事にした。

「私今日からメンスです。それでも良いですか?」

まったく問題無い。

女の子に
ショート(2時間くらい)で1500ペソ
ロング(朝まで)で3000ペソ。

お店に連れ出し料600ペソ。

この店は少し高級な部類だった。

内装も豪華だし、なかなか綺麗どころを揃えていた。

3000ペソで美人秘書を、
セクハラ付きで雇えると思えば安いもんだ。

レガシーさんのパートナーが見つからないので、

マリアを連れて3人でバーホッピングする事に。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?