知ったかぶりの「政治」
ども。
「タバコ吸っている女の子が好き」という気持ちを誰も分かってもらえない吉史です。
今回は、堅苦しく政治の話と行こうじゃないか。
本当なら、ウーマンラッシュアワーの村本さんに関することを書こうと思ってた。
精力的に活動しているから、それならYoutubeしちゃえばいいじゃんって話。
Youtuberに政治の話を聞きに行くってのも、すごくよさそう。
でも、なんかやめた。
それよりも、もっと大切なことを思い出したから・・・
「若者は政治に無関心だ!」
こんなフレーズ、一度は耳にしたことがあるだろう。
選挙率の低下、シルバーデモクラシー、独裁政権・・・
もちろん、様々な運動の中で動く人、考えを持つ人もいる。
そのような環境の中で、だれでも簡単に意見を言えるプラットフォームと言えばツイッターだ。
デモや署名活動という考えも浮かんだ方もいるかもしれない。
しかし、一人ではできないわけだし、結局のところ、SNSを使って人を集めるしかない。
ということで、早速政治に関する自分の気持ちをツイートしようと、Twitterを開くだろう。
でも、Twitterの政治に関するツイートを見てみると・・・
「ネトウヨが~!パヨクが~!」
正直言って、見てられない言葉があふれている。
論理的に説明するのもあれば、ただの悪口まで・・・
確かに、右翼・左翼はある。
でも、詳しく見ると、そこから枝分かれしており、それとは別の判断基準もある。
こんなの、「政治に興味がある」という人にとっては、早くもチンプンカンプンな世界だ。
また、そういった罵詈雑言の政治系ツイートを見ると、こう思うことだろう。
「下手したら、自分の何気ない政治ツイートにもめちゃくちゃに言われるのでは・・・」
そう考え始めたら、おしまいだ。
きっと、「政治に興味がある」人から「政治に興味があった」人になってしまう。
何が言いたいのかというと、
どれだけ政治に関心を持たせようとしても、常に大荒れするネット世界を見せられたら、だれだって怯えて発言できなくなってしまうということ。
もちろん、関心のなさに関しては「若者向けの政治をやらない」「しょーもないことばっかりやっている」などの理由もある。
でも、なぜそうなるのかという理由に関しては、少し勉強すれば分かることである。
例えば、「若者向けの政治をやらない」理由としては、投票する人の多くがお年寄りばかりであり、彼らからの指示を集めたいからこそ、若者よりもお年寄り向けの政治をするということ。
でも、この理由で「ということで、若者の皆さん投票しましょう!」と呼び掛けても無理だろう。
だって、別に投票しなくても、平和な明日が訪れるわけだし、給料が急に0円になるわけでもないし、政治よりも楽しいことが消えるわけでもないからね。
政治学科4年の僕も、「程よい無関心が良い」と思っており、むしろ過度に期待する人が増えるのは、それはそれで国がやばい時だろうと考えている。
基本的に浮かんだことをつらつらと書いているせいで、テーマとずれてしまった。本題に戻そう。
では、「政治に興味をある」人は、一体どうやってモチベーションを続けていけばいいのか。
簡単である。
「素直に聞く」心を持ち続ければいい。
こんなの、政治だけではなく、社会でも当たり前のことである。
でも、中には他人の意見を最初からNO!と決めつける人もいる。
特に「ネトウヨが~!パヨクが~!」とわめいている人たちだ。
彼らは、反対意見を言われたら、それをくみ取らず、どこからともなく持ち出してきた誰かの意見を使って、自分の意見が正しいと主張する。
相手も、同じ行動をとるかもしれない。
こんなこと、らちが明かない。
そして、終わったら勝ち誇ったツイートをする。
そんなの議論じゃないよね
議論どころか、話し合いすらならない。
第一、誰かの意見を持ち出すのもいいけど、自分の意見はどうなの?という感じ。
情報を仕入れているのかもしれないが、それをかみ砕いて、自分の血肉しきれていない。
哲学者ショウペンハウエルは「読書について」という本でこう述べている。
書物から読み取った他人の思想は、他人の食べ残し、他人の脱ぎ捨てた古着にすぎない。(岩波文庫出版 ショウペンハウエル/読書について より引用)
結局、彼らがやっているのは、他人の服をただ自分が着ただけ。
そして、あたかも自分の意見のようにふるまっているだけ。
ただの知ったかぶりの「政治」通だ。
・・・極論かもしれないが、こんな人が0ではないことは確かだ。
そのような中でも、素直に聞く心があれば政治への知識や思考は深まるだろう。
政治について分からないことがあれば、素直に聞く。
ネトウヨやパヨクに聞いてみるのも面白いだろう。
「無知だから何もしない」よりも「無知だからこそ素直に聞く」ということが大切だ。
そして、政治のことを聞くなら必ず2人以上に同じことを聞くこと。
なぜなら、聞いた人の思想が偏っている場合、その情報は真実が捻じ曲げられている場合があるからだ。
正直に言って、政治の中で生きる人々は右か左がどちらに少なからず偏ってしまう。
だからこそ、もし右の人に聞いたのなら、次は同じ質問を左の人に聞いてみよう。
そうすることで、両者の意見を比較し、どの情報が怪しいのかどうかも分かるようになってくる。
ウーマンラッシュアワーの村本さんも、基地反対派と賛成派の両方に突撃インタビューとかしてみたら面白いのに。
別に高須さんを持ち上げるつもりはないんだが、反論を言われたら、まずは素直な気持ちで聞いて、その考えをくみ取ったうえで、自分の言葉で発言しよう。
このツイートは、ちょっぴりしかないが、最初からNO!という意見よりはいいだろう。
こんな稚拙な文で、果たしてライターか!?と思われそう。
結論も甘いし、語尾ぐちゃぐちゃだし、口語混ざっているし・・
批判的思考が大切という感じにまとめた方がよかったかも。
でも、まあ、ハードル上げすぎて完璧求めちゃって失敗するのが毎度のオチなので、ここぐらいは緩くいかせてください。
これから政治を学びたいと思っている方は、是非↓の本をおすすめします。
古くて堅苦しくて、分厚くて眠たくなるけど、政治を考える上での基礎が詰まっています。
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