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今日のピアノレッスン報告♪

今日は、1年ぶりのピアノレッスンでした。
1年間ピアノレッスンをずる休みしていました(^◇^)
また再開しようと思ったのは、1年間独りで自分でカリキュラムを組んでやってきましたが、やはり練習等にも行き詰ることもあり、そろそろ通常のピアノ生活?に戻ってみようと考えを改めてみることにしたからです。

レッスンに向かう前に、自分なりのレッスンに臨む心得を考え、スマホのメモに書き、考えをまとめました。

ピアノレッスンの心得
■現在練習中の曲の自宅での練習方法を指導していただきなさい。
■曲は先生とご一緒に、自宅練習のようにレッスンで練習するつもりで臨みなさい。
■見栄を張らずに、教えを乞うという謙虚な気持ちで、先生に対して尊敬の念を持つようにしなさい。
■不遜な思いは、必ず態度に出てしまうので、努々注意しなさい。さすれば、レッスンで変なプレッシャーや緊張することも、きっと少なくなるでしょう。
■これからのレッスンで、先生との善き関係を新たに築き、今後のピアノとの向き合い方と、より一層のピアノテクニックの上達を望み、努力を怠らないようにしなさい。
■得ることばかりを優先せず、自分のピアノレッスンが、お教室やレッスンにお役に立つ一事になれるように真摯にレッスンを受けなさい。
■自分の立場や思いを優先する前に、まずは相手の立場を優先しなさい。そういう態度や考え方は、ひいては自分の徳となり、自らに還ってくることとなることを知りなさい。
■他人を批判する前に、自らの在る姿を鏡に映すことを覚えなさい。その鏡に批判の相手の姿をした自分が映っていないか、省みることを勉めなさい。
■レッスンでのアドバイスが自分の考えと異なっていても、それを素直に受け入れなさい。それをやってみて上手く行かなくとも、それは必ず自身の糧となっています。

スマホメモ

上のようなことを書いて、読み返してレッスンに行きました。このメモは私という人間のことを、長所も短所も、隅から隅まで知っている、「もう一人の私」が認めた(したためた)ものです。諭すような静かな?口調は、自分はつい強い口調でものを言ってしまうので、正反対の人格?をあてがっています(^◇^)

今まで、上に挙げたことの逆のことをしてきた、という訳ではありませんが、先生に対して不遜な思いを抱いていたことは否めません。自分より若い年齢の師に対して、心の何処かで不信感を抱き、それが態度に出ることもあったかも知れません。そういう思いは必ず態度や顔に出るものなので、勘が鋭い音楽家には、すぐに悟られてしまいます。レッスンを長くお休みしている本当の理由も、先生にはおそらくわかっておられたのではと、恥ずかしく思います。

そういったことは、先生は何もおっしゃらないし、私も黙って心の中に封印して、新たに心入れ替え、「もう一人の私」の諭しの通り、今日はレッスンに臨みました。
甲斐あって、今日はとても充実した、有意義なレッスン時間でした。

今までは、レッスンでは「何が何でも貪欲に成果を得たい」と思っていました。レッスンに持っていく曲も、家で十分に練習して、先生の前では成果を見せたい、褒めてもらいたい、さぁ聴いてください、とばかりに弾いていました。そしてそれが上手く出来ないと、人前で弾くのは苦手だ、家ではもっと上手に弾けてるのに、と言い訳をし、自分の非はほとんど認めませんでした。出来ないのは自分の努力が足りないのではなく、的確な指導をしてもらっていないからだと考えることもあり、だったら自分で方法を見つける、とレッスンを長期お休みしていました。

レッスンをお休みしていたその一年間で、今までのピアノ人生の総復習をし、自分には何が足りていて、何が足りないのか、何を強化してゆけば良いのか、気が付いたことを毎日の練習に取り入れてやってきました。
一年が経ち、今の自分の状況を把握して、やはりレッスンを再開しようと決めました。レッスンを再開するのならば、元の木阿弥にならぬよう、考え方と心根を見直し、心得として考えをまとめました。

そうして臨んだレッスンは、生涯のレッスンの中で最高の充実した時間でした。自分では気が付かなかったことを指摘していただき、どうしたらそれを修正できるのか、どのように練習をすればいいのか、様々なアドバイスを得られました。同じ先生とは思えないような?レッスンでした。

「求めよ、さらば与えられん Ask and it will not be given to you」
私は今までレッスンに何を求めていたのでしょう、何も求めず、レッスンに行けば何とかなると思っていた節があります。そんなことで何とかなるようなものではないのです、ピアノは。

先生のお教室のグランドピアノは、いつもきちんと年2回、調整・調律され、大切にされています。私がお教室に行き始めた頃は、まだアップライトピアノでのレッスンでした。その後グランドを導入され、年賀状で「グランド買いました!♪」と嬉しそうにお知らせくださって、私も同じようにとても嬉しかったことを覚えています。先生もよく練習される方なので、音も随分とこなれています。

グランドでショパンのOp10-1を弾いてみて、弾きながら感嘆して「おぉぉ~!♪すごいぃ~~♪うひょひょひょ~♪」と独り言を言いつつ弾いて、「やっぱりショパンはグランドに限るね!」とほざいていました(^◇^)

「来世では広い家のお金持ちの家に生まれて、子供の頃からグランドピアノのある環境で育ちたい、結婚もお金持ちの人として、広い家にグランドを2台置きたい。」とそんな冗談を言って先生と笑い合いました。

先生は笑顔の素敵な方です。お教室のキャッチフレーズは「笑顔FULLピアノ教室」です。先生の先生だった方は、とても厳しい方で、毎回の厳しいレッスンに泣いて帰ることも多かったといいます。練習をしないでレッスンに行っていた先生の妹さんに「もう来なくてよい」と親御さんに言い渡したということです。そんな厳しい先生の元から、音楽大学に進学し、今のお教室があるのですが、厳しかった先生に辛い思いをした先生は、笑顔の溢れる楽しいお教室を目指されました。

いつも笑顔のお優しい先生ではありますが、芯はとても厳しい方でもあります。ご自分にも音楽にも厳しいお方で、よく研鑽され、良いと思うことや、新しい指導法や試みは、どんどんと取り入れ、レッスングッズなども考案され、ご自分のピアノ練習も怠りなくされる方です。

今日のレッスンで、そのことを改めて再確認できました。これからも先生を信頼し、多くの事を学んでゆきたいと思いました。

今日のレッスン曲目
・スケール全調(ウォーミングアップ)
・ショパン エチュードOp10-1(右手アルペジオ練習として)
・バッハ 平均律1巻1番プレリュード&フーガ
・ショパン 幻想即興曲4番
・ショパン バラード4番(グランドで弾いてみたかったので、ちょこっと)

次回のレッスンは1か月後です。当面月1のレッスンをお願いしています。曲目は同じもので、1か月、今日のレッスンを踏まえて、毎日の練習に励みたいと思っています。

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