3月から始めた以下の記事シリーズですが、今回で最終回にしたいと思います。というのも、今週から月1回のペースでレッスンに行くことにしたからです。

再開したレッスンの様子は以下に書きましたが、やはり独習という形態では、これ以上の進捗は見込めないと判断したからです。

今週の練習記録
2024/04/21(日)~04/27(土)
★今週の総評

・スケール全調（ウォーミングアップ）
・ショパン　エチュードOp10-1（右手アルペジオ練習として）
・バッハ　平均律1巻1番プレリュード＆フーガ
・ショパン　幻想即興曲4番
・ショパン　バラード4番

上の曲をレッスンしていただくので、今週はこれらの曲を練習しました。
2024/04/25(木)がレッスン日でしたので、以降は復習です。次回も同じ曲を引き続きレッスンの予定なので、来週以降も同曲の練習を続けます。

レッスンを受けて、益々練習に身が入りました。先生の指導やアドバイスを真摯に素直に受け止め、それに従い練習を地道に繰り返しています。どの曲もいわゆる大曲なので、克服も一朝一夕にはゆきません。

自宅での練習で、できない箇所、うまくいかない箇所を、どうしたら出来るようになるか、その練習方法などを、次回のレッスンで先生にたずね、アドバイスしていただくのが、本来のレッスンの在り方だと思います。

それでもどうしても出来ない場合は、練習の方法、努力の方向が間違っていると自ら認識するべきです。もしくは、その曲が今の自分のレベル以上のものである場合もあります。どうしてもその曲が弾きたいと思う気持ちは捨てきれませんが、一旦その曲は寝かせて、またチャレンジしてみたい気持ちが沸き上がってきてからやり始めても、良いのではと思いました。曲はいつまでも、私のことを待っていてくれるのです。

レッスンを終えて、自宅で練習を繰り返していますが、「ショパン　エチュードOp10-1」のテンポがなかなか上がりません。♩（4分音符）＝176が、ショパンが指定したテンポです。おそらくこのテンポは人間がピアノを弾く限界のテンポだと思われます。私はまだ♩（4分音符）＝90がやっとのテンポですが、ゆっくりのテンポだと、別の曲のように聴こえてしまいます(^◇^；先生に相談したら、♩（4分音符）＝120で弾けば、それらしくなる、とのアドバイスをいただき、私もそのように思うので、♩（4分音符）＝120を目指して練習しています。

まずはゆっくりの超スローテンポで、一音ずつ音を確かめながら、タッチ（指）と手首の返し（回転）と柔軟、腕と肩の移動、重力に対する手指のベクトル感覚、手のポジション、等々、ひとつずつ確かめながら、練習を開始します。徐々にテンポを上げながら、時折リズム練習を入れたり、確実にその音符を脳も指も把握したと理解（感覚）したなら、次の小節に進み、曲の区切りまで（概ね8小節）弾きます。

テンポを上げてゆくと、上手く弾けないテンポに差し掛かります。何度やっても出来ないときは、一旦テンポを落し、またそこからテンポを上げてゆきます。何回か（何十回です）繰り返すと、弾けなかったテンポで弾けるようになってきます。弾けるようになると嬉しくて、もっとテンポをあげようと欲が出てきます。そうやって、何十回も何百回も意識を持って繰り返すと、テンポの壁を超えることができました。

そうやって、♩（4分音符）＝120に到達できました(^◇^)嬉しかった。明日からは♩（4分音符）＝160を目指したいと思っていますが、おそらく私には♩（4分音符）＝140が限界だと思います。自分で限界を設定してしまうのもどうかと思いますが、テクニックには個人差というものがあります。言い訳にするつもりはありませんが、長年ピアノを弾いていると、自分の限界もわかってくるのです。少なくとも、先生が仰るテンポの目標が達成できたので、練習の甲斐がありました。

「ショパン　幻想即興曲4番」も同様に練習します。この曲は私は左手のアルペジオがどうにも苦手なので、重点的に練習します。

「バッハ　平均律1巻1番プレリュード＆フーガ」
フーガが4声で、二進も三進もいかなかったのですが、諦めずに、各声部に印（色鉛筆）をつけ、頭で把握しながら、テーマを前面に出すように弾くようにしています。バッハはとにかく、繰り返し指を動かして練習しないと弾けるようになりません。ましてや頭で理解していないことは、弾くことは不可能です。それは多くのバッハを弾いてきてわかったことです。

この1番のフーガのことを、ネットでも調べてみました。「シンフォニア」を修了しても、この4声の1番のフーガには歯が立たない、との記述がありました。何度かこのフーガにチャレンジしていますが、確かにその通りです。

参考テンポは♩（4分音符）＝66程度ですが、私はまだ半分のテンポ♪（8分音符）＝60でしか弾けなかったので、各声部をきちんと把握し、まずは♪（8分音符）＝80を目指しました。練習を繰り返して♪（8分音符）＝100まで、出来るようになりました。♪（8分音符）＝120が目標ですが、近くまで到達できるよう努力したいと思います。

練習記録は、手書きのノートに引き続き書いてゆきますが、デジタル（note）での記録は、今回で最終にしたいと思います。読んでいただいていた方々、短い間でしたが、ありがとうございました(^^)/