付箋

付箋で相手の心を動かす方法

付箋はメモやリマインドとしてよく使われます。しかし、少し変わった使い方をすることで、人の心を動かすことができるのです。そこで今回は日常からビジネスまで使える人間関係において膨大な効力を発揮する付箋の使い方をご紹介します。気になる方はぜひ最後までご覧ください。

依頼状に貼ると返送率が40%上がる

依頼状やアンケートに手書きのメッセージを添えた付箋を貼り付けると、返送率が40%も上がります。社会心理学者のランディ・ガーナーは付箋がどのように威力を発揮するのかを調査しました。付箋を添えることで、調査票の返送率が上がるのかを確かめたのです。調査では50人ずつのグループを3つ作りました。①グループは手書きの付箋をカバーレターに貼り付け、②グループはカバーレターに直接手書きのメッセージ、③グループはメッセージなしで実験を行いました。すると、驚くほど違いが出たのです。①グループは76%、②グループは48%、③グループは36%、と①グループがダントツでした。つまり、手書きの付箋は驚くほどの影響力を持ったのです。では、無記入の付箋はどうでしょうか。これを確かめるために、彼は違う調査票を送りました。今度も①手書きの付箋、②無記入の付箋、③付箋なし、と3つのグループに分けました。すると、①69%、②43%、③34%と、今度も手書きの付箋のみが効力を発揮したのです。つまり、アンケートやDMを送るときに手書きのメッセージを添えた付箋を貼ると返送率が約2倍になります。

まとめ

手書きのメッセージを添えた付箋は驚くほど影響力を発揮します。依頼状やプレゼントを渡すときには、ぜひ手書きのメッセージを添えた付箋を貼り付けましょう。手間がかかるかもしれませんが、きっとそれ以上にあなたに価値をもたらします。今日も最後までご覧いただきありがとうございました。

Garner, R. (2005). Post‐it® Note Persuasion: A sticky influence. Journal of Consumer Psychology, 15(3), 230-237.


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