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ブラジリアン柔術について教えて⑩ ~グラップリングとは?~

私は会社勤めの傍ら、大阪にあるブラジリアン柔術専門ジムに通っています。ここでは、日々の練習やブラジリアン柔術について書いていきます。
ブラジリアン柔術と似ているスポーツとして、ノーギがありますが、そもそも違いやどんな競技内容かを自分なりの視点に立って解説していきたいと思います。

グラップリングとは

グラップリング(Grappling)とは、格闘技用語の1つであり、組み技や関節技、寝技中心の打撃のない競技の総称の事を指します。ちなみに英語のGrapplingには、引っかけるや掴むといった意味があるようです。
パンチやキック等の打撃は一切禁止です。「グラップリング」という大きな枠があって、その中にブラジリアン柔術、ノーギ、レスリング、総合格闘技があるイメージをすると分かりやすいかもしれません。

ノーギとは

英語で書くと、Nogi。つまり、柔術衣を着用せずに行う組技の事を指します。海外では、道着の事をGiと呼びます。そのGiがないので、Nogi(ノーギ)と呼ばれているという事です。反対に、Giというと、柔術衣を着用したブラジリアン柔術の事を指します。
実際のノーギでは、裸の状態で行うのではなく、上半身は「ラッシュガード」と呼ばれる肌に密着する体にフィットしたスポーツ用のアンダーウェアを、下半身はノーギパンツ(半ズボン)を着用した状態で競技します。

ノーギは、柔術衣を着ていないので襟や袖を掴むことが出来ない分、直接相手の手・足・首を掴む、脇を指す、といった攻め方が一般的です。また、柔術衣を着用していないので、スパイダーガードやラッソーガード、ラペラを使った技等は、当然できないため、戦い方を変えていく必要があります。個人的な感想ですが、ブラジリアン柔術と比較してスパーリングは、疲労感が感じられます。ブラジリアン柔術だけをするのではなく、ノーギのクラスを取り入れているジムも多いです。

ノーギの禁止技について

ノーギルールにおいて、基本的に禁止されている技や行為があります。
下記の通りですが、その時の試合のルールに従ってください。試合によっては、例外的に禁止技がOKの場合もあります。
・ヒールフック(膝をねじり膝関節を極める技、最悪の場合膝のお皿が割れます。)
・膝をねじって極める行為
・スレートフットロックを掛けた足を攻撃を受けていない足の方向へねじる行為。
・トーホールドで足に外向きの圧力を加える行為。
*トーホールドとは、足のつま先(先端)を内側にひねる極め技。

まとめ

ここまで、グラップリングの全体的概念とブラジリアン柔術における「ノーギ」について、解説しました。少しでも皆様の知識につながれば幸いです。次回以降、ノーギのルールや規定について書いていきます。
最後までご一読いただきありがとうございました。

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