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情報の発信元と視点の違い。現代に必要なコミュニケーションスタイルはローコンテクストでは?

これだけ多様な価値観が存在する現代、「ローコンテクスト=前提を抜かずに全て言葉で説明する」をベースとして、コミュニケーションを考えたほうが良いと思う。


2018年12月からTwitterを始めて今で4ヶ月。


140字でまとめて書くと言うのは思っていた通りなかなか難しくて、言葉足らずで誤解されることも多い。


例えば、僕のツイートの中で一番バズって11万インプレッションになったのがFワードに関するツイート。


元々は下記のような意図が、多くの賛同を得たのと同時に色々な批判も受けた。

①文章では、まずは省略したりせずに丁寧に書く習慣を付けるほうが良い

②話し言葉でも、Fワードをすぐに使う人がいるが、アメリカでも仲の良い友だちとしか使わないし、そもそもどんな場でも使わない人もいるし、そのような言葉を使っている人は「どこで教育を受けたのか?」と思われかねないので、英語学習者は避けるべき。


もらったコメント

・ネイティブスピーカーを一緒くたにするな。

・アメリカ在住2年でアメリカを語るな。

・こうゆう嘘をfactとして伝えられるから困る。

・Fワードなんて普段から使ってるよ?何嘘付いてんの?

・そうだよね。同じことを思っていた。

・英語習いたての人に限って使っているのがずっと気になっていた。

・TPOで分けて使い分けるのは難しいから使わないでって意味ですよね。分かります。


これについては、僕の極論的な表現が引き起こしたという事実もあるので何の言い訳もないのだけれど、同じツイートを見てこれだけ色んな「解釈」をする人がいるのかと思った。


同じように、よくある議論で「日本は安全か」「アメリカは危険か」という問いがある。

一元的に、日本=安全、アメリカ=危険というのは非常に難しい。


アメリカでは、大抵の日本人が住んでいる地域は「とても安全」


僕の住んでいる地域でも、スーパーの駐車場にエンジンを掛けたままの車を置いて買い物をしている人もいる。


それにも関わらず、数十キロ離れただけで、強盗や殺人、レイプなどの犯罪が起こっていることもあるし、本当に危険な地域は、普通のアメリカ在住者でも近寄りもしない。


それだけ両極端に「安全」と「危険」が入り混じった国だからこそ、「前提によって」安全か危険かが変わるので、なかなか簡単にどちらかの評価を下すのが難しい。アメリカの中で色んな人に聞いても違うし、同じ人に聞いても状況によっては回答が変わるだろうと思う。


一方、日本は強盗や殺人、レイプなどの犯罪はアメリカに比べれば少ない。

(もちろんある)


その代わり、安全な地域と危険な地域の差が小さく、同じ地域に色んな人が入り混じっている。都内はもちろんのこと、中都市の駅前や電車なんて本当にるつぼになっている。


女性の3分の2が電車内で痴漢に痴漢にあったことがあるという事実も衝撃的すぎる(人によっては100%とも言う)

でもその電車に乗らざるを得ないという国。

よって、痴漢や変質者にあったことのある女性の視点でいうと、

日本は「危険」アメリカは「安全」となる。


コミュニケーションのスタイルには、ハイコンテクストローコンテクストがある。



コンテクストとは話し手と聞き手の共通理解のことで、ハイコンテクストの文化では前提を抜かしても、会話の裏で前提を共有しているため、コミュニケーションが成立する。


欧米圏は前提を抜かさず「全て言葉で説明する」ローコンテクストの傾向が強い。


日本は「空気を読み発信する」ハイコンテクストな傾向が強いと言われているけど、実はその中でも本当に色んな価値観の人がいるし、価値観も多様化してきている。


今まで高経済成長期や猛烈サラリーマンが活躍し、日本人ばかりでコミュニケーションしていた時代には、ハイコンテクストのコミュニケーションのほうが意思決定も早かった。


情報をどのように捉えるかは、

今まで育った環境、受けてきた教育、経験、現在の環境など

色々な要素で変わる。


日本においても、社会やビジネスがグローバル化し、また多様化な価値観を持つ人が増えてきた現在、ハイコンテクストでは誤解を招くことも多い。


これだけ多様な価値観が存在する現代、ローコンテクスト=前提を抜かずに全て言葉で説明するをベースとして、コミュニケーションを考えたほうが良いのでは無いでしょうか?


@yoshiでした。

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