子どもは写真や映像と現実を繋げると喜ぶ!?
今、息子のブームはトーマスです。
めちゃくちゃハマっています。めちゃくちゃです。
朝起きてトーマス、保育園から帰ってきてトーマス、夕飯にトーマス、寝る前にトーマス、という感じです。
そんな息子を見ていて、幼児期に大切なのかもしれないな、と感じたことを書きます。エビデンスはありません。
それは、「写真や映像の世界と現実の世界を繋げる」ということです。
どうことでしょうか。
うちには、『トーマス大図鑑』というものがあります。妻が息子のために買ったものです。買ってもらったとき、息子は大興奮して読んでいました。
そこからです。息子が本格的にトーマスにハマり出したのは。
それまではトーマスシリーズのプラレールは家にあったのですが、それほど好んで遊んでいませんでした。どちらかというと、現実に存在する新幹線や電車のプラレールで遊んでいました。
しかし、図鑑を買ったところからプラレールはほとんどトーマスシリーズのキャラクターのものしか触らなくなったのです。
これは僕の予想ですが、図鑑で得た知識(写真の世界)が、実際に現実の世界に存在する(プラレールで遊ぶ)というのがたまらなく楽しいんじゃないかな、ということです。
息子は、トーマスのアニメもよく観ます。録画してあるので、何度も同じ話を観ます。なぜか毎回同じなのです。毎週録画してあるので、10以上のストックがあるのですが、それぞれ1回ずつ観たあとは、同じものばかり観ているのです。
なぜ同じ話を観るんだろう、と僕は不思議でしたが、今はある程度納得しています。
トーマスのアニメは、話ごとに何種類かのキャラクターが登場します。登場するキャラクターは毎回の話で異なります。そして、息子が何度も観ている話には、プラレールですでに家に置いてあるキャラクターが多く登場するのです。
やっぱり、映像(アニメ)の世界と現実のプラレールの世界とが繋がることに喜びを感じているのではないかと思うのです。「図鑑やアニメに登場しているキャラクターたちが、自分の目の前にプラレールとして存在してる!楽しい!ワクワク!」という状態になるのではないでしょうか。もしくは、「プラレールとして自分が遊んでいたキャラクターたちが、アニメで大活躍してる!嬉しい!ワクワク!」という状態になるのではないでしょうか。
今回の記事を書こうと思ったのは、実は少し前です。しかし、トーマスだけで判断してもよいものか、と少し迷っていました。
そんな中で、昨日、決定的な出来事がありました。
息子と夕方に散歩をしているとき、セミの死骸が落ちていました。それを2人で指でつついたりしながら、じっくりと観察したのです。そして、家に帰ってから。なんと、息子はここ最近1回も開いていなかった昆虫図鑑を開き、セミを探し出したのです。
散歩中に自分の目の前に現れたセミという現実と、写真の世界である図鑑のセミを繋げていたのです。
僕は教師という職業柄、子育てにもいろいろと思いはあるのですが、あまり意図的な教育というのはいかがなものかな、と思っています。が、子どもがそれで喜んだり楽しんだり熱中したりできるのであれば、今回のような、写真や映像の世界と現実の世界が繋がる経験をどんどんさせてあげたいな、と思った日でした。
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