遠征旅行記vol.4

本記事は2021年9月8日に同作者によって別プラットフォームに投稿されたレポートです。

これは私、よしてぃーがライブで遠征をした時の話をより詳しく、細かく書き記したものです。ライブのレポートは含まれていないので、単純に今後の遠征の参考にしたいとか、よしてぃーという人間に興味がある人向けになっていますので、ご了承ください。
それでは、前回の続きの日程から

2019.0113
2019.0209
2019.0211
2019.0224
2019.0302

2019.0309

もはや岡山へ行くことを「遠征」と称することになんの違和感も感じなってきた頃合である。とはいえ、それほどハードルの高い行いという訳ではなく、たかが3時間の遊覧であることは間違いない。

いつものように出発をする訳であるが、今回は日中にイベントが始まってしまうこともあり、早めの出発となる。阪神の尼崎駅から乗り換え無しに山陽姫路へと直通する列車の、恐らく始発の次の列車だろう。5時台に起きて準備をする。

前回の反省を活かして運賃の安い阪神電車に乗り込む。時間はかかるものの、3時間のうちの30分など、もはやお飾りでしかない。見慣れた神戸の街を一瞥し、気づけば明石以西の海岸線を目にする。いつ見ても目を惹かれるこの区間を体感できるのも、岡山へと向かう列車の醍醐味である。

山陽姫路に到着する。ここでJR線に乗り換えを行う。姫路の朝に青髪を冠したまま電車を待っていると、「兄ちゃん、この列車は○○(場所は忘れてしまった)行くんか?」と問われる。「はい、止まりますよ」と軽く返事をして同じ電車へと乗り込むが、こんな身なりで、またイヤフォンをしている人になんの躊躇もなく話しかける婦人には感服する。

さて、この日は岡山駅まで全行程を列車で行うのではなく、途中の駅まで列車で向かい、その後同志の方のご厚意で車に同乗させて貰えるのであった。そのため姫路から乗った電車を途中で下車し、車に乗り込むことになった。

やはり田舎の道路や町並みは独特である。栄えている程度がという意味だけではなく、地方都市ならではの道幅や土地の様子、あるいは景色の移り変わり方など都会に長く住んでいる人間としては感じるものがある。

岡山県へと入る。前の来岡は岡山市での箱ライブであったが、今回は倉敷市。ラジオの公開収録の後、撮影会という極めて珍しいタイプの特典会であった。そのこともあってこの日は全国各地から勇者が岡山に集う、なんとも奇跡という言葉では言い尽くせないような感覚に陥り、ここは本当に岡山なのかと錯覚を起こしてしまう程であった。

見知った顔と共にイベントが進み、特典会を迎える。知っている人も比較的いるかもしれないが、言葉通り私が膝まづき崇める様は少々話題を呼んだのも懐かしい。

結局CDを一日で3枚も積んでしまった訳であるが、一切の後悔をすることなく美観地区へと向かう。各地から同志が来ていることもあり、彼らと共に行動していたが、やはり話題に事欠くことはなく、ライブやイベントの話をしたり、各々の個人のことを話したりと時間を過ごした。

そんな時間が過ぎ去るのは早く、気づけば夕方になっている。夜にもなると大半のメンバーは帰路に着き、また私もそのうちの一人であった。数人と岡山まで来てわざわざたこ焼きを食べ(私はたこ焼きが好きなので全く文句などではなく、ただ本番大阪から岡山に来た人間が大阪にあれば高いし味もまあ頬が落ちるほど上手いという訳では無いたこ焼きを食べるのは滑稽だというお話)、何故か同志一人と同じ道を帰る。

帰りは全行程を電車で帰る訳だが、やはり一人で全てを通すよりも二人である方が体感時間は短く、また面白い。そもそも宮城から来ている彼が在来線で大阪まで共に行動するという事柄自体が面白い(大阪まではどの道陸路で、大阪から翌日飛行機で経つ予定だったらしい)。

そんなこんなで故郷、尼崎に到着する。尼崎の地を踏む宮城県民が一体どれほどいるかと問いたくなるような話であったが、その彼とも駅付近で別れ、家までの帰路に着く。

濃い一日であったなと思いながら、みんなして遠くまできている事実を噛み締めながら眠りについた。


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