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今、あらためて感じたこと


今さらながらつくづく感じることがある。
自分は遠くにあるものばかりを追って
自分の周りを全くおざなりにしていると。

当たり前だが人生には終わりがあり、そのカウントダウンは生まれた時から始まっている。
今身近にいる人、関わっている人との別れは必ずあり、自分自身との別れも必ず来る。
それが今日なのか1年後なのか10年後なのかはわからない。

私はいつも遠くのご馳走ばかりを求め、目の前の味噌汁、卵焼きの美味しさを忘れていた。
毎日口にするその食事こそが、かけがえのない大切なものであることに気づかず当たり前に口に運んでいた。
味わうのではなく口に運んでいただけなのだ。
そこには感動も感謝もほとんどない。


もちろん遠くのご馳走=理想を求めることも大切だ。
でもそれは目の前の食事=感謝があってのこと。
今、自分に必要なことは、遠くにぼんやりとしている理想を求めることではなく

半径1メートルのかけがえのないモノ、コト、人に感謝することである。
半径1メートルのかけがえのない”当たり前”に感謝することである。
半径1メートルのおぼろげな、意識しなければ感じることのできない幸せをしっかりと味わうことである。

ぼんやりとした理想は追い続ける限り存在し続ける。が、おそらく永遠に手に入らないだろう。
その間、半径1メートルの幸せは気づかぬうちに少しずつ確実に消滅し続けているだろう。

すでに折り返し地点を通過した自分には, 人生はあまりにも短い。


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