【解決】どうやって貯金をすればいいの?
先日、友人と話していて、全然お金が貯まらないと嘆いてました。
今は、iDeCoや積み立てNISAなどが少しずつ話題になってきていて、自分もやらなければいけないのは分かっているが、そもそもそこに回すお金がなくどうやって貯金をすれば良いのかわからないのこと。
あなたは、同じような悩みを抱えていますか?
今回の記事は、もしあなたが投資や資産形成という前に、そもそもどうやって貯金するのかが分からずに困っているならば、ためになる内容だと思いますので、ぜひ読んでみてください。
なぜ貯金できないのか?
どうやって貯金をできるようになるかを知るためには、まずは今のあなたの現状を知ることが大切です。貯金ができない方が陥りやすい点をまとめましたので、現状としてあてはまるものがないか確認してみてください。
①収支を把握していない
お金が貯まらない最大の理由は、収入と支出のバランスを正確に把握していないことです。収入額は給与明細で分かりますが、支出を細かく管理していないと、何にどのくらいお金が使われたのかが分からず、無駄な出費が見落とされがちです。
②計画的な支出ができていない
お金が貯まらない人は、予算を決めずに衝動買いしがちです。「この洋服が欲しい」「コーヒーが飲みたい」と思ったら、つい買ってしまう。しかし、こうした些細な出費が積み重なると大きな出費になります。外食も同様で、一人当たり数千円と高額になりがちです。計画的に必要な支出を優先し、無駄な出費は控えるよう心がける必要があります。
③ボーナスに頼りすぎている
ボーナスは臨時収入ですが、これに頼りすぎるとお金が貯まりません。ボーナスが入ると「今年の家電を買い替えよう」「旅行に行こう」と高額な買い物や娯楽費に使ってしまいがちです。ボーナスの一部は確実に貯金に回すよう心がける必要があります。
④ローンの返済計画が立てられていない
住宅ローンや自動車ローンなどは、計画的に利用できれば有効活用できます。しかし、返済計画を立てずに無理なローンを組むと、返済負担が家計を圧迫し、貯金どころか生活すらできなくなるリスクがあります。借入れ前に綿密な返済計画を立て、支払い可能な範囲で行う必要があります。
⑤残りを貯金しようとするが使い切ってしまう
「残ったお金を貯金しよう」と考えていても、実際には残らないうちに使い切ってしまう人が多いのが実情です。人は自然とお金を使い切ろうとする傾向(パーキンソンの法則)があり、必要以上に支出してしまいがちです。
⑥お金の使い道が明確でない
旅行やマイホーム購入など、お金をどうやって使うかを明確に決めていないと、無駄な出費が増えがちです。目標とその達成時期を設定し、それに向けた具体的な貯金計画を立てることが大切です。
⑦(結婚している場合)夫婦で財布が分かれている
夫婦それぞれが財布を分けて管理していると、全体の家計を把握しにくくなります。「相手が貯金しているだろう」と考え、お互いに貯金ができずにいる可能性もあります。
あてはまるものはありましたか?現状が把握できたところで、次の章で実際にそれらをどうやって改善して、貯金をしていくかを見ていきましょう。
どうやって貯金をするのか?そのポイント
貯金ができていない方、どうやって貯金をすれば良いか分からない方は、下記ポイントを意識するとより貯金がしやすくなると思います。
①お金を貯める明確な目的を設定する
貯金を続けるには強いモチベーションが不可欠です。そのためにも、お金を貯める明確な目的を設定することが重要になります。目的があれば目標金額と期限が決まり、そこから逆算して必要な月々の貯蓄額を算出できます。
例えば「10年後に3,000万円の老後資金を準備したい」という目的なら、単利10%と仮定すると、毎月約18万円を貯金する必要があることがわかります。目標を具体化できれば、行動に移しやすくなるのです。
目的は人それぞれで、老後資金のほかにも教育資金、マイホーム購入、起業への備え、夢の留学など様々です。夢の実現のためのお金を貯めるなら、その夢に思いを馳せるだけで貯金へのモチベーションが高まります。
②家計簿をつけて支出を見える化する
収支を把握するには、家計簿を付けて可視化することが不可欠です。支出の内訳がわかれば、無駄な出費に気づきやすくなり、節約のポイントが見つけられます。
どうやって支出の内訳を見える化するかですが、最近では便利な家計簿アプリが多数提供されています。スマホにクレジットカードや銀行口座を紐付けしておけば、自動で取引履歴が家計簿に反映されます。買い物の際にレシートを撮影するだけでデータ化できるアプリもあり、ストレスなく続けられます。
家計簿をつける際は、厳密すぎると続かなくなるので、ある程度大まかな分類でも構いません。固定費、変動費、生活費、家事費など、自分なりの分類を決めて付けていきましょう。時間がたてば、生活パターンがわかってくるはずです。
③固定費から見直しをする
支出の見直しは、変動費より固定費から着手するのが賢明です。固定費とは家賃や光熱費、通信費、保険料など、毎月決まった金額が発生する費用のことです。一度見直して削減できれば、長期にわたって節約につながります。
まず大きな支出である住居費の見直しから始めましょう。どうやって見直すかですが、賃貸の場合は引っ越しを検討したり、マイホームならローン残高の確認や借り換えの可能性を探ったりします。次に通信費を確認し、よりお得なプランやサービスがないか確認します。さらには、保険の見直しも重要です。
固定費の見直しについては、別の記事でも詳しく解説しておりますので、よかったら↓を参考にしてください。
④共働き夫婦は財布を共有する
共働き夫婦の場合、個々の財布を分けていると全体の家計が見えにくくなります。生活費と貯金を共有の財布から支出し、残りを個人の自由な使途に回すのが理想です。
夫婦で収支を共有すれば、貯金目標に対する到達度がわかりやすくなります。また、個人の財布があれば生活にゆとりが持てます。収入が少ない方の意見も尊重し、納得の上で家計の棲み分けルールを決めましょう。
⑤口座を分けて「先取り貯蓄」をする
生活用の口座と貯蓄用の口座を分けると、お金の使い分けがしやすくなります。給与が入ったら、まず貯蓄分を別口座に回す「先取り貯蓄」のスタイルがおすすめです。
例えば手取り30万円なら、2万円を貯蓄口座に回し、残り28万円で生活を賄います。口座が分かれていれば、我慢して使わない限りは貯蓄分に手をつけることはありません。
さらに口座を細分化し、「老後資金口座」「教育資金口座」のように目的別に分けるのも良い方法です。目的が明確になり、モチベーションの維持にもつながります。
⑥ローンは慎重に計画を立てる
ローンは上手く活用すれば力になりますが、計画を立てずに乱用すれば貯金の足かせとなります。マイホームならローン返済の仕組みを理解し、将来の収入予測と照らし合わせて組む必要があります。
教育ローンならいつまでに返済が完了するか、子育て費用との兼ね合いはどうかといった点を検討します。一般的には収入の3分の1以内に収まるローン額が望ましいとされています。限度額を超えるローン組はリスクが高まります。
⑦お金に関する手間を減らす
人間は面倒な手続きを嫌う生き物です。貯金に関する手続きの手間を減らせば、継続しやすくなります。自動振替で口座から保険料や投資信託の掛金を引き落とすのがおすすめです。
手軽にできるのは、クレジットカード払いでポイントを貯め、ポイントを現金や投資に振り替えること。スマホアプリの活用も有効で、口座の残高を常に把握できます。贅沢は封印しなくてもいいのですが、ついつい出費が多くなるのを防ぐ心がけも必要です。
貯金を後押ししてくれる制度や仕組み
どうやって先取り貯蓄をしたら良いのか分からないという方は、下記の制度や仕組みも活用してみてください。
①積立定期預金
毎月指定の日に普通預金から自動で一定額が定期預金に振り替えられます。金利が付くため複利の効果で効率的に貯金ができます。積立期間は自由に設定できます。
②財形貯蓄(勤労者財産形成貯蓄)
会社員なら給与から一定額が天引きされ、定期預金や保険、投資信託などに自動で積立てられます。一般財形の他、老後の年金や住宅購入資金を目的とした特典のある財形もあります。利子の一部が非課税になるなどの税制優遇措置があります。
いかがでしたでしょうか?
どうやって貯金をして良いか分からないという方は、今回ご紹介した内容をぜひ参考にしていただいて、小さい額からでも貯金できるきっかけになれば幸いです!
10円でも100円でも、まずは貯金をするという習慣をつくっていきましょう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?