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【いい写真は僕でも撮れる?】


2023年2月12日の日曜日。
幡野広志さんのワークショップ『いい写真は誰でも撮れる』に参加するために朝一番の飛行機に乗って東京へ行った。

写真を撮ることは日常化しているけど、写真を撮ることを目的に出かけたのは初めてだから緊張していた。
緊張しても仕方ないし、窓から見える景色を眺めながら何で写真を撮りたくなったのかを考えることにした。

幡野さんが昔されていたブログの「13歳の誕生日」に載っていた新大阪駅の展示車と新幹線のホームの写真に衝撃を受けたのがきっかけだった。

出張が多かった当時は何も思わず通り過ぎていた景色が、幡野さんの写真ではとにかく新鮮に見えた。
「これがあのホーム?あの車?? 何これ。すごすぎる。」
幡野さんの目を通せば日常はこうなるんだと興奮した。写真がいつもの景色を変えてくれる目を持たせてくれることを知った。その後、運よく家族の普段の生活を撮っていただけた。その時は自分が写真を撮るようになるとは思ってもみなかった。

写真:幡野さん


でも、幡野さんは「いい写真は誰でも撮れる」という。これまでの文章も読み倒してきたけどずっと言ってる。だったら、ぼくも撮ってみたい。
大好きな娘との普段の生活を撮りたいから写真を始めたんだ。

それなら娘に見せたい写真を今日は撮ろう。そう決めたら緊張は緩みだしシャッターを押す指が自然と軽くなっていた。

ワークショップでは代々木公園に行って写真を撮り、美味しいお昼ご飯を食べて、写真のお話やRAW現像をみっちりと習った。
ほぼ日の學校でも講義されているのでぜひ見てみてください。)

小田急線の踏切は聞いたことのない音だった。東京は線によって音が違うのかな。

代々木公園は広い。大阪にある公園よりだんぜん広い。そして賑やかだ。ダンスをしている人がたくさんいるし、ちょっと怖そうなお兄さん達がバスケもしている。あとで写真を見てみると怖そうなお兄さんがめちゃいい笑顔をしていて、こういう瞬間が写真の良いところだなと思った。あのお兄さんに写真をあげたい。怖いけど。

小さなお子さんを連れた家族連れも多い。
一人旅が大好きでどこにでも一人で行っていたのに、妻と結婚し、娘が生まれてからは楽しい場所に来ると妻と娘と一緒に来たかったなと思う。そんな気持ちで歩いているとホームシックになった。日帰りなのに。

年末に山中湖に行って以来、娘は富士山が大好きになった。次は飛行機から見せてあげたい。
娘のうがいコップはキキララが描かれている。
乗れたら喜んだだろうな。
一緒に来たかったよと伝えた。
いつか娘と歩けたら嬉しい。

帰宅してから幡野さんに見てもらった写真の現像をやり直してみた。
これまでに撮った写真の現像もやり直している。
娘の笑顔が多い。僕は娘が大好きなんだなと改めて感じている。

最近は『撮らないで。』と娘が言うことも増えてきた。そういうときは撮らない。撮ったら信用を失うし、なにより娘が喜ばない写真は撮りたくない。
「相手の気持ちを考える」ことが大切だと幡野さんには教えてもらった。
一緒に遊ぶ時間が、また撮らせてくれるときにいい写真になるはずだ。

撮った写真はプリントして額に入れることも増えた。娘が自分の写真を見て喜んでくれていると幸せだ。こんなに嬉しいことはない。
幸せな時間をくれる写真がぼくは大好きだ。
これからもどんどん好きな人を撮っていきたいと思う。

いい写真は僕でも撮れる。はずだ。
いい写真は誰でも撮れると幡野さんが言ってるんだから間違いない。

幡野さん、写真がすごく楽しいです。
ありがとうございます。

#いい写真は誰でも撮れる
#幡野広志 さん
#写真

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