オンタリオの早春 シートン・ハイキング・トレイルを歩く 4月17日 Early Spring in Ontario, Seaton Hiking Trail
オンタリオという言葉を聞いても、日本の皆さんにはあまり馴染みがないでしょう。トロント市が州都でカナダでいちばん人口が多く、経済活動のエンジンみたいな州です。ちなみにカナダの首都、オタワもオンタリオ州にあります。
4月17日(土)、昼頃から私たちが住むマーカム市(トロントの北郊)の東隣にあるシートン・ハイキング・トレイル(ピカリング市)に行きました。北国カナダの早春を満喫してきました。
このトレイルはダフィン・クリーク(ヘッダーの写真)という渓流に沿って南北に連なっています。このクリークのすぐ脇に生えていた灌木です。
どんな花が咲くのでしょう。
ここからしばらく歩いたところで、ちょっとしたトリリアムの群生が見られました。まだ地面からにょきっと顔を出し始めたばかりです。トリリアムは主として白い可憐な花をさかせる植物で、オンタリオ州の州花になっています。
このトレイルの最初の登り坂の脇にダフィン・クリークに流れ込む小さな支流があります。晴天の日が続けば水がほとんど涸れてしまうような浅い小川です。私は、水があるところに来ると、ひょっとしてそこに魚がいやしないかと思って、しばし水の中を覗き込む癖があるのですが、そこでもその癖が出ました。そしたら、驚いたことにほんとにデカい魚がいたのです❕
この魚は間違いなくスティールヘッドです。1メートルちょっとはありました。私の推測ではこれは雌でしょう。ちょっと小さめなのです。ダフィン・クリークからこの小さく、浅い水たまりみたいなところまでよく上ってきたものです。
産卵のためには、普通、雄と雌がつがいで遡上してくるのですが、なぜかこのスティールヘッドは全く孤高の存在みたいでした。パートナーが上ってくるのをひそかに待っているのでしょうか。
早春そのものを表している写真2点で終わりにいたします。厳しく長い冬がやっと終わりを告げ、これからオンタリオは日ごとに美しさを増していきます。
好き勝手にやっていますので、金銭的、経済的サポートは辞退させていただきます。ただ、スキ、コメントは大歓迎させていただきますので、よろしかったらお願いいたします。望外の喜びです!