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私の”子鹿物語”、ハイキング・トレイルでの出会い

今から3年ちょっと前に起きたことなのですが、今でもあの時の興奮を忘れることができません。トロントのハイキング・トレイルでばったり赤ちゃんの鹿に出会ったのです。こんな経験、まさに生まれて初めてです。

いつもは数人のグループでウイークデーの朝、歩いているトロント市東端のルージュ・パーク(Rouge National Urban Park)ですが、。なぜかそのときに限って、私、一人で歩いていたのです。(余談ですが、こういう”奇跡的”なことって、よく自分一人しかいないときに起きますよね) トレイルを歩いていたら、突然、私の目の前、右手の斜面の林から赤ちゃんの鹿が1匹弱々しい足取りで登ってきたのです。

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ずいぶん長い間、トロント周辺のハイキング・トレイルを歩いてきているけど、こんなことはまったく初めてです。生まれて間もない鹿はどういうわけか、お母さんから離れてしまって迷子になったんでしょう。

あわててスマホを出して写真やビデオを興奮しながら撮りました。怖がることも知らない鹿は、私の方にどんどん近づいてきました。声をかけたり、口で猫や犬を呼び寄せるようにしたら、近づいてくるのです。周りには誰もいません。私はどうしたらいいものかと迷いました。そのうち、疲れたのか赤ちゃん鹿は木の幹のところに座り込んでしまいました。

このパークには鹿に襲い掛かるような猛犬とか野獣とかが現れる危険性はほとんどありません。パークの中には公園局の建物もなく常駐の係員もいません。後になって、動物愛護関係の組織にでも連絡してどうしたらいいか尋ねるべきだったかと思いましたが、その時は鹿の無事を祈るような気持ちでその場を離れました。

帰り道に同じところを通った時に、赤ちゃん鹿はもういませんでした。

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*残念ながら、ここでは写真しか掲載できませんでした。スマホのビデオでいくつか撮影したのですが、その動画をお見せできないのが無念。。。

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