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”釣り人パラダイス”に行ってはみたけれど。。。。

コロナ禍で全然、動きの取れない今年の夏でしたが、一度だけたまりにたまったウサを晴らしに”釣り人パラダイス”みたいなところに、3泊4日で出かけました。そこでは、ユーチューブなどで見ていると大物がバンバン釣れているのです。トロント市に住む釣友と二人で期待に胸を膨らませながら出かけました。

釣友の車に釣り具や飲み物、食べ物、その他もろもろを積み込みトロントを出発、約4時間半ほどドライブして目的地のフレンチ・リバーのフィッシング・ロッジに到着しました。だいぶ前に電話で予約は入れておいたのです。3人は寝泊まりできるキャビンにはミニ・キッチンがあり冷蔵庫もマイクロウエーブ・オーブン(チン?)も食器類も全部そろっています。我々が予約したプランでは、このキャビンと3人は楽に乗れるボート(船外機付き)が一艘ついています。午後4時ごろ着いたので、その日の夕方はまず敵情視察と言いますか、どこがフィッシング・ポイントになるのかを探りに行こうということで、勇んで出港したのです。

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まず驚いたのが”フレンチ・リバー”とはまさに名ばかりで、大きな湖が5~6個、連続して繋がっているような広大なエリアなのです。ロッジの管理人のところで簡単なマップを渡されて一応、ポイントが書いてあるのですが、非常に大雑把な感じで、どこがポイントになるのかよく分かりません。その上、管理人から「初めての場合、あんまり遠くへ行かないように。迷ったら帰れなくなるから気をつけなさいよ」などど言われては委縮せざるを得ません。

「水草が生えているところの近くがポイントだ」と管理人に言われたので、そういう所を見つけては二人でトライしましたが、当たりはさっぱりありません。なんか不吉な予感がしましたが、「まだ2日半が残っている、ユーチューブで見たような大物を必ず釣り上げる」と互いに言い聞かせ、励まし合ったものです。

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2日目は朝から夕刻までフルにフィッシングができます。ただ、昼前後から4時前後までは大体、魚が食いついてこない時間帯となっていますので、実質的には朝と夕方ということになります。天候は申し分なく、今日こそはとポイントを求めて小刻みに移動しました。ちょっとやって反応がなければすぐ移動というのも鉄則のようでして、我々も忠実にそれを実行したのですが、なぜかまたしてもまったく当たりナシ。

魚のいるところを探り当てる魚群探知機というのがありますが、ユーチューブで見るような釣り師たちのボートには必ず装着されています。私はかねてから魚探は邪道だと決め込んでいましたが、さすがにフレンチ・リバーの2日目後半あたりから魚探が欲しくなりました。こんなに広大なエリアでは魚探がなければ魚は釣れないのではないかと思い始めたのです。結局、2日目もボウズ、信じられないことですが3日目もボウズ。

管理人が「キャビンは11時にチェックアウトだけど、ボートはその後、帰るまで使っていい」と言ってくれたので、最終日の朝から最後のチャレンジに出かけました。そしてついに昼少し前でしたか、釣友はかなり良型のスモールマウス・バスをキャッチしました。

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私はというと、何と15センチぐらいのブルーギルという、こんな遠くまで来なくてもトロント近くのどこででも釣れる雑魚が釣れただけ。

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憧れの”釣り人パラダイス”には来たけれど、ユーチューブのようには釣れない現実の厳しさを学びました。しかし、原始のままのような景観のフレンチ・リバーの水面を思う存分、走り回って気分爽快、コロナ禍の鬱屈した気分から解放された4日間でした。

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