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【カナダ】ニュースの屑籠番外編 567(Covid-19)禍で増えたラクーンとの出会い

しばらくモタモタしているうちに、屑籠に入れておいたニュースがすっかりフレッシュではなくなりましたが、ま、最近のトロントの話題ということでよろしくお付き合いのほどお願いいたします。

2週間ほど前、トロント市の担当者が「たぶん567(Covid-19)禍の影響でラクーン(アライグマ)に嚙みつかれたり、ひっかかれたりする人の数が増えているので注意するように」との警告を市民に向けて発しました。統計によると2018年~19年の間のラクーン“傷害事件”の数に比べて、2020年1月から2021年2月までの同傷害事件の数が62%も増加しているそうです。

また、トロント動物保護サービスに「病気やケガをしているラクーンを助けてくれ」というリクエストが、2019年には4172件だったのが、2020年には一挙に1万3712件に増えました。

トロント市公共保健局では、「このような事態はたぶん567禍のために、人々はいつもより多く家にステイする機会が多くなり、家から外に出ていろいろなエクササイズをすることが増えたため、ラクーンと出くわすチャンスが増大したと考えられます」と説明。

野生動物の保護・捕獲などをビジネスとしている会社のオーナー、ブラッド・ゲイツさんは「ラクーンだけでなく、コヨーテやキツネが家の裏庭に現れたとか、公園に出没したとかいう知らせが、2020年から急に増えてきました」と言っています。さらにゲイツさんは、「ラクーンは、feline distemper にかかっていることがあるので人間はあまり近寄ってはいけません」と警告しています。feline distemper を調べると「ネコ汎白血球減少症」と出ていましたが、これはネコだけでなくイヌにもあるみたいで、日本語では「ジステンパー」と呼ばれているペット類の病気のようですね。

私はまったくの門外漢ですが、ラクーンがこの病気にかかると普段は夜行性なのに昼間から表を出歩き、体のバランスが取れなくなって“挙動不審”な動きをしたり、人間を恐れなくなったり、さらに悪化すると失明状態になって歩けなくなってしまうのだそうです。挑発されない限り、ラクーンが人間を襲うことはめったにないことだとされていますが、「どんなに可愛いと思っても、ラクーンに近づくときは一定の距離を置くように」とゲイツさんは釘を刺しています。

以前、住んでいた家の裏庭に夜になると数匹のラクーンが現れたので、窓を開けてお皿かなんかに食べ物を載せて差し出すと、代わる代わる寄って来て食べていたということがありましたが、今考えればとんでもないことをしていたわけですね。

 下記のURLをクリックしていただくと、出典になっているニュースとラクーンの写真が見られます。
https://www.cbc.ca/news/canada/toronto/city-raccoon-bite-warning-1.5933623


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