見出し画像

【カナダ】ニュースの屑籠 番外編 プリンス・エドワード島で360キロの巨漢アザラシが道路占拠

3月21日、カナダの公共放送、CBC(Canadian Broadcasting Corporation)で報じられたニュースですが、日本でも「赤毛のアン」の舞台として有名なプリンス・エドワード・アイランド(PEI)州から発信されました。

この州はカナダで人口も面積もいちばん小さい州ですが、カナダ東部のセントローレンス湾にあるプリンス・エドワード島という日本の愛媛県と同じくらいの広さ(Wikipediaによる)の島が一つの州になっています。

この島の北部で一頭のシール(seal)が海岸から一般道路に迷い出てきて寝そべっているという知らせが警察に入ってきました。シールというと日本語ではアザラシということになりますが、PEIの路上に登場したアザラシは、日本で一般的に知られているようないろいろな芸当をして見せる可愛いアザラシのようなものではありません。

あとで写真をご覧になれば分かりますが、体重約800ポンド(約360キロ)という巨漢で、信じられないような速さで移動することもでき、この巨体が人間にまともにぶつかってきたら大変なことになるのは必定です。

こういう手合いが道路に寝そべっていたら交通の妨げになるため、警察や州の動物レスキュー隊のメンバーや消防士たちまで現場に駆け付け、どうやってこのシールを海岸まで連れ戻そうかと1時間半ほどにらみ合いを続けたそうです。一同、シールを移動させる手段として2台のATV(全地形対応車、4輪バギー)で両側から挟み込むようにして海岸に誘導しようということになったのです。

ところが実際に2台のATVがシールの巨体に近づき、海岸に向けて動かそうとしたのですが、全然、反応せず、反対に怒って1台のATVに体当たりをしてきました。それでこの作戦はあきらめてATVはシールから離れました。

はてさてどうしたものかと一同が思案しているうちに、シールがノソノソと海岸に向けて進み始めました。ちゃんと海岸に戻ったのを見届けて一件落着となったそうです。下記のURLを開いていただくと記事と写真を見ることができます。
https://www.cbc.ca/news/canada/prince-edward-island/pei-seal-road-birch-hill-1.5958406

好き勝手にやっていますので、金銭的、経済的サポートは辞退させていただきます。ただ、スキ、コメントは大歓迎させていただきますので、よろしかったらお願いいたします。望外の喜びです!