カナダのトップニュース級のニュースでないものは、動物系の話題しかないのではないかと思われてしまうかも知れませんが、またしても「ニュースの屑籠　番外編」のトピックはアニマルです。ただし、今回は舞台は西に移ってBC州バンクーバー近郊とバンクーバー島です。

ちょっと古ネタですが、３月３１日夜遅く、バンクーバー東郊のサレー市とラングレー市の境界近くにあるコンドミニアムの地下駐車場にクーガーが出現したのです。クーガーは別名、ピューマとも呼ばれる猛獣で、大きいのは体高９０センチ、重さ１００キロに達するものもいるそうです。イメージとしては雌のライオンを小さくした感じです。

この猛獣がBC 州の内陸部とか海を隔てたバンクーバー島などで出現したというのはちっとも珍しい話ではありません。クーガーがバンクーバー市という大都会に近接するベッドタウンともいうべき都市、人口密集地に堂々と現れたのでニュースになったのです。前説はこのぐらいで十分でしょう。あとは次のURLを開いていただいてクーガー、地下駐車場に出現の動画を見ていただきましょう。(ごめんなさい。クリックしただけでは開かないようです。コピペしていただけますか。）

https://bc.ctvnews.ca/i-didn-t-really-believe-it-was-happening-cougar-caught-on-camera-entering-suburban-b-c-parkade-1.5374338#:~:text=On%20Wednesday%20evening%2C%20a%20cougar,he%20told%20CTV%20News%20Vancouver.&text=The%20building%20is%20technically%20in,on%20the%20border%20with%20Langley.

もう一つのアニマル・ニュースは、バンクーバー市の西の太平洋に浮かぶバンクーバー島の北端近くで４月１２日午後２時３０分ごろ起こりました。ホルバーグという村に近い山奥の林道でトラックを運転していたグレッグ・クラークさんは、前方左側の路上に黒っぽい異様な物体を見つけました。仕事のために島のあちこちの山奥の林道を運転してきたクラークさんは、これまでいろいろな野生動物に出くわしたことがありました。

「熊、鹿、エルク（ヘラジカ）、クーガーなど、林道で見てきましたが、今度のはまったく生まれて初めて見たものでした」

それはなんとシーライオン（アシカ）だったのです。見た目はオットセイと同じようですが、動物園などで芸当をする可愛らしいオットセイとは違います。シーライオンというくらいですから、サイズも違うし、怒ったりすると大変、獰猛になって危険な動物だとされています。どうもこのシーライオンはホルバーグ付近の入江から川を上り始めて３キロぐらい上流に行って、そこから林道の方に迷い出たようなのです。以下のURLをクリックしてみてください。
https://vancouverisland.ctvnews.ca/the-most-bizarre-thing-i-d-ever-seen-vancouver-island-man-spots-sea-lion-along-logging-road-1.5385859

その後、このシーライオン君、無事、独力で入江の方角に向かって進んで行ったそうです。ヘッダーの写真は４月１３日朝、いつも歩くトロント市東端のルージュ・パークで撮ったものです。早春の気配がほんの少し感じられます。