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崩壊スターレイルの『応星』というキャラについて語る【ゲームキャラプレゼン】

前回は著者の最推しである崩壊スターレイルの景元将軍について語り尽くす記事を書いたのですが、今回はそんな景元将軍の友人でもあった『応星』というキャラを紹介しようと思います。
応星は厳密に言うと現在プレイアブル化されているキャラの過去の姿でほぼ別人(というか死人)のような扱いをされてるのですが、定期的に思いを馳せてはしんどくなる程度には好きなキャラなので、色んな人に魅力を知ってほしいなと思い筆を執らせていただきました。多分前回よりはテンション高くないです。
※2.0時点でわかっている情報に基づいて記事を書いています
※本編や同行クエストのネタバレあります
※個人の感想・偏見も含みます

前回の記事には応星が所属していた仙舟や雲上の五騎士についての大まかな解説もあるので、あらかじめその項目だけさらっと目を通して頂いた方がわかりやすいかもしれません↓


『応星』とは?

左が『刃』で右が『応星』。CVは共に三木眞一郎さん

応星は現在プレイアブルにもなっている星核ハンター『刃』が不死身になる以前の姿です。今では寡黙な剣士で常に己の死を望んでいる病み病みな彼ですが、刃になる以前の応星は短命種で今のような若い見た目ではなく、傲慢で活き活きとした性格の武器の製造が得意なおじさんでした。
その生い立ちは?人間関係は?というかどうして不死身になっちゃったの?そんな彼の気になる設定を一つずつ紹介していこうと思います。

生い立ちについて

まだ文字だけの情報しかない仙舟『朱明』 工造技術を学びたい者の聖地とされている

応星は元々仙舟出身ではなく他の星の生まれでした。しかし幼い頃に歩離人という豊穣の忌み者に家族と故郷を滅ぼされてしまい、命からがら一人逃げ出して仙舟へ辿り着きました。そして己の製造した武器で一人でも多くの忌み者を根絶やしにするため、仙舟『朱明』の懐炎先生の元で武器を作る技術を学ぶ事を決意し(ちなみに懐炎は現在朱明の将軍であり健在している)、やがて仙舟『羅浮』の工造司(仙舟の技術開発・製造全般を担う司部)の職人となります。

性格について

かつての仲間、白珠の手記によると仙舟に来たばかりの頃はオドオドしていて恥ずかしがり屋な自分に自信が持てない少年だったようです。
しかし成長すると共に技術と自信を身に着け、「この応星、刹那の人生であろうとも、仙舟人の長く無能な寿命よりも価値がある」と言えるまでに傲慢な性格に育ちました。一体何があったというくらいに逞しく育ちすぎである(でもそんな傲慢おじさんが好き)実はこの成長ぶりにもちゃんと理由と過程があるのですが、それは人間関係についての項目で後述します。

同行クエの選択肢によって聞ける応星の台詞

種族差別に抗う実力

仙舟・朱明にやってきたその後は幼い頃からみるみる職人としての才能と実力を開花させていき、やがて『百冶』と呼ばれる仙舟羅浮で最高峰の匠の称号を頂くまでに上り詰めました。短命種でありながら長命種の匠ですら遠く及ばない技術を持っていたため、現在では『伝説の百冶・応星』とまで記載された書物を確認することができます。
そんな実力を兼ね備え数多くの逸品を製造してきた彼でしたが、実力は認められていても短命種という寿命の壁で差別をされており、本来頭目に置かれる立場の百冶であっても重要な立場を任される事はありませんでした。(工造司は職業柄職人気質が多いらしいのも影響してそう)
噂によると百冶の試験を受ける際も難癖をつけるため試験官にわざとガラクタ部品を渡されたりもしたそう。それでも応星はその部品で命が吹き込まれたような見事な機巧獅子を作り上げたらしい。かっこよすぎる…
彼が最も得意とするのは武器の製造ですが、剣術もこの頃から多少心得があった模様。

短命種差別を受ける応星の当時の様子を語る鏡流

仙舟人に対して憤りを持っている口ぶりも傲慢な態度も、その過酷な環境で生き抜いてきた結果なのかもしれません。そして彼はやがて元々はぐれものの集まりであった『雲上の五騎士』に身を寄せる事になります。

容姿:髪の色や瞳について

刃とは違い頭にかんざしをつけて後ろでまとめていて、作中では『流雲無痕の過客シリーズ』の遺物としても登場しています。この遺物のストーリーには応星が刃となった後の様子が描かれているので一読をオススメします。

応星がつけていたと思われる『過客の迎春かんざし』

↓HoYoWikiからも読めます

応星は主に白髪で描かれている事が多いのですが、五騎士の同行クエストでは黒髪時代のカットも出てくるので、若い頃は刃と同じ黒髪で老化により白髪になったと思われます。
また瞳は現在のような赤ではなく紫色でした。目の中の模様も応星の頃は特に確認できず、不死身化し豊穣の力を賜った際に色が変化し模様ができたものと思われます。

同行クエ回想の五騎士たちと酒を飲む黒髪応星

今はむちむち昔はほっそり?

似た服を着ている刃は胸元がはち切れそうになっていますが、応星の頃はぴったりと前が閉じられています(若い頃は刃のようにおっぱいパツパツだったのか不死身になってからむちむちになったのか服が当時より小さくなったのかは不明)
ちなみにどうみてもむちむち贅沢ボディな刃は鏡流から『ほっそり』と言及されていますが、もしかしたらおじさん応星の頃の印象が引き摺られているのかもしれない…(鏡流のむちむち基準が激高い可能性もあり)
身長は景元将軍を基準にすると今と然程変わらないように思えます。

まだ胸がはち切れていない時代の応星 これは確かに『ほっそり』なのかもしれない

↓おまけ:刃ちゃんのむちむちおっぱいについてプレゼンしている記事(IQ3)

『雲上の五騎士』との人間関係について

長命種族が住まう仙舟において周囲から短命種差別を受けていた応星でしたが、『雲上の五騎士』と呼ばれる軍の仲間たちは種族に対する偏見を持たず、共に酒を飲み交わし談笑し合える数少ない大切な存在でした。そんな種族も立場も生まれも境遇もバラバラな彼ら・彼女らと応星のそれぞれの関係性を紹介します。

↑当時の雲上の五騎士たちの様子が垣間見える公式ショートアニメ

丹楓

CV.間島淳司さん

五騎士の中でも最も応星と親しい関係にあったのが、持明族の龍尊丹楓です。龍尊とは「不朽」の龍祖の力を持つ各仙舟の持明族の族長であり、彼は建木の管理を担う羅浮の龍尊『飲月君』でした。持明族は転生を繰り返す特殊な種族で、丹楓は現在列車組の仲間である丹恒の前世でもあります。
性格は応星に引けを取らない程傲慢・不遜で自尊心が強く冷淡な口ぶりだったそうですが、戦場では種族問わず数多くの命が失われる事に心を痛め、軍の部下に命を大切にしろと言いながら治療を施す優しさも併せ持ち、立場・実力・内面も含め周囲から尊敬されていました。
差別を受ける短命種の職人と尊敬される持明族の龍尊という身分があまりにも違いすぎる二人でしたが、傲慢同士で馬が合ったのか武勇を競い合ったり共に月見酒をしたりお互いの位置がわかるGPS機能つきのお揃いの腕甲を片方ずつつけたりと、かなり仲が良かった事が伺えます(その仲の良さはわざわざ鏡流に言及される程)

精神世界で丹恒に撃雲を向ける丹楓

現在丹恒が所持しかつて丹楓が使っていた長槍『撃雲』は応星が制作したものです。戦場では長槍の他に水を操る雲吟の術で敵を屠りつつ治癒の術で仲間を助けていました。

撃雲を手渡した時と思われる応星の台詞。龍尊様…(反芻)

白珠

CV.末柄里恵さん

白珠は仙舟『曜青』出身の孤族のナナシビトでした。彼女は仙舟でも有名な飛行士の家系であり、「星槎」と呼ばれる小型飛行機に乗り各世界を旅し数多くの旅行記を世に残しています。
ある日彼女は豊穣の忌み者と戦闘中であった曜青から援軍を求めるため、使節団として朱明に派遣される事になりました。そこで朱明に来たばかりの幼い応星と初対面をしており、当時自分に自信が持てなかった応星を励まし自信をつけさせ、彼が傲慢職人となる最初のきっかけになった人物でもあります。
性格は明るく仲間と談笑する事を忘れないムードメーカー的な存在でしたが周囲が驚くほど不運な娘で、彼女が冗談で言った悪い予想は大抵現実となり、彼女が乗る星槎は毎回墜落してしまうので『星槎殺し』という異名がついてしまう程。ただ生存能力は異常に高く、どんなに星槎がボコボコになっても本人は生きて帰ってきたそうです。戦闘時は三本の弓を同時に射る等戦闘能力も高かった様子(この弓も応星が制作したもの)

応星の代わりに白珠に酒壺を贈る鏡流

後に刃は彼女を『愛しい人』と表現しており、仙舟で初めて自分を励まし自信をくれた白珠に彼は密かに想いを寄せていたのかもしれません。また応星は酒好きの彼女のために酒壺を制作しプレゼントしようとしましたが、いい年になっても恥ずかしがって最後まで直接渡す事は叶わなかったそうです(正直丹楓におそろっち腕甲渡す方が相当恥ずかしい気がする)

幼少期応星も出てくる白珠の手記は公式Wikiでも読めます↓

鏡流

CV.桑島法子さん

鏡流は今は滅びた仙舟『蒼城』出身の長命種で、この中では最年長で最も武に秀でた人物です(現在では2000歳近い)。かつて仙舟羅浮最強の剣士にだけ与えられる称号『剣首』を手にし、戦場では数多くの忌み者を切り捨ててきた軍の英雄でした。
景元の師匠でありますが、応星や丹楓とも武勇を競い合い定期的に手合わせをしていたようです。(実は刃となった後もスパルタ形式で剣を教え直す事になるのですがそれはまた後述)

応星と剣術の手合わせをする鏡流。なお丹楓と共に見事に叩きのめされた模様

鏡流も幼少期の応星と邂逅していましたが、白珠と出会い自信がついた後だったのかその時点で傲慢職人の片鱗が既に出ており、短命でありながら「工造司の技術を全て学び尽くす」と豪語していたそう。鏡流はそんな応星を子犬と呼び、頑なで傲慢な性格が最初から気に食わなかったと言及しています(ただ職人としての腕と頭の良さは認めていた模様)。
彼女がかつて使っていた剣『支離』も応星が制作したもので、当時鏡流が剣首の称号を賜る式典の際、黒ずくめの服装でやってきた応星が「俺が鍛えた剣の真価を発揮できるのは、羅浮雲騎軍の剣首だけだ」と歯を見せて笑いながら後ろ手で剣を放り投げ地面に突き刺して去っていったそうです。かっこよすぎる…。

景元

CV.小野大輔さん

景元は知略に優れた仙舟羅浮の長命種です。彼自身の設定については前回の記事で語り尽くしたので詳細は割愛し、ここでは応星との関係性についてだけ紹介していきます。
彼は今でこそ落ち着いた大人(というかおじいちゃん)な羅浮の将軍ですが、応星と出会った当時はまだ雲騎軍の少年でした。今の穏やかな姿からは想像できませんが、鏡流曰く当時は悪知恵が働く子供だったようで応星ともよく口喧嘩をしていたそう。応星が制作した陣刀『石火夢身』も、武器に一目惚れした景元が奪い取って離そうとしなかったのでそのままあげたものらしいです。将軍にもそんないたいけな時代があったんだね…。

クソガキッズ時代の景元(かわいい)

応星がおじさんになった頃には景元も成長し、今と変わらない見た目になり性格も穏やかになっていたそう。現在の刃曰く「昔はここまで自分に干渉してこなかった」とのことです(甥っ子がグレた途端に口出ししまくる親戚のおじさんみたいだ…)

刃ちゃんにネチネチ小言を言う将軍

応星から刃へ至った経緯について

数百年後もまた共に盃を交わそうと約束し、穏やかな関係を築いていた雲上の五騎士でしたが、残念な事にその関係性は仙舟人の寿命のように長くは続きませんでした。
五騎士が瓦解するきっかけとなったのは『飲月の乱』と呼ばれる事件が大きく関係しており、応星はこの事件で短命種から不死身の身体に転化する事になります。

全てのきっかけは一人の仲間の死

倏忽の戦いの当時の様子を語る鏡流

ある時豊穣の司令『倏忽』(しゅっこつ)が大群を率いて仙舟に押し寄せてきて、雲上の五騎士もその戦いに参加していました。丹楓はその最中で龍に変化し倏忽と戦っていましたが、化龍の影響で自我を失いかけてしまいます(この状態は龍狂と呼ばれる)。丹楓と鏡流が最前線で劣勢を強いられているのを見た白珠は、仲間を救うため星槎に乗り自身ごと倏忽に特攻し、その衝撃で丹楓を龍狂から呼び戻し倏忽の結界を打ち破りました。この行動は仙舟同盟が倏忽との戦いに勝利する大きなきっかけとなりましたが、白珠自身は数本の髪の毛と数滴の血を残し死亡してしまいます。

当時の『応星』の気持ちを独白する刃

軍人にとって戦場で死する事は誉れであるとされていましたが、丹楓と応星の二人は白珠の死を受け入れられず、豊穣の恩恵を受けた倏忽の血肉と龍化妙法(龍尊だけが使える龍尊としての力を他者に与える術)を用いて彼女を蘇らせようと計画しました
この時丹楓は「彼女が自分を救ってくれたように自分も彼女を救おう」という純粋な気持ちだったようです。しかし生死の倫理観に反し仙舟のいくつもの法に触れるこの行動、一番近くにいて真っ先に止めるべきだった立場の応星はと言うと「何故憎き豊穣の忌み者だけが蘇り何度もやり直せるのか?」「それに比べどうして彼女は死に忘れ去られなければならないのか?」という怨嗟の気持ちに呑まれており、止めるどころか進んで彼の計画に協力する事になります。

計画の失敗、そして飲月の乱へ

結果的に白珠を蘇らせるという二人の計画は失敗してしまいます。それもただの失敗ではなく、白珠の代わりに半分龍の形をした巨大な化け物『厄龍』を生み出してしまいました。その場に駆けつけた鏡流によって暴れ回る厄龍は討たれましたが犠牲は多く、これにより数多くの仙舟の民の命が失われてしまいました。この一連の流れが『飲月の乱』です。

首魁の丹楓はこれにより大罪人として多くの仙舟人から恨まれる事になり、脱燐の刑(致命傷を与え無理矢理転生させる刑罰)に処されました。持明族は基本的に脱燐すると前世の記憶がなくなり別人として扱われるため、丹楓にとっては実質処刑のようなものです。

鎖で縛られ身体を刺され脱燐の刑に処される丹楓

鏡流は白珠の死を辱めた丹楓と応星の行為に殺意を覚える程激しく怒り、かつての友の成れの果てを討つ事になってしまった悲しみをきっかけに魔陰の身(長命種が陥る病で破壊衝動に襲われる)の症状が深刻化。後に同胞殺しの罪人と化しかつての弟子の景元と対峙する事になりその後消息不明。仙舟羅浮からは剣首の称号を抹消されてしまいます。

厄龍を討伐した時の鏡流

『応星』の死

計画の実行の際、倏忽の血肉に宿る豊穣の恩恵は何故かその場にいた応星に作用し、短命種から長命種になるだけでなく死ぬことのできない不死身の肉体に変化しました。この際に見た目も若返り白髪のおじさんから今の刃のような外見になったので、この瞬間が『応星』の実質的な死と言えます。

鏡流に殺され続ける時の様子

厄龍を討ち取った直後鏡流は不死身と化したそれに激しく怒りをぶつけ、肉体が再生し続ける彼を何度も何度も応星から貰った剣で刺し貫き殺し続けました。不死身とは言え殺される時の痛みはあり、その時の苦痛は数百年を経た今でも幻痛として感覚、物理的な傷と共に刃の身体中に刻まれています。
最初は憎しみから彼を殺し続ける鏡流でしたが、その最中でただ刺し殺すだけでなくどの箇所が苦痛を感じ、どこが致命傷を与えられる一撃なのかを剣術と共に死を与えながら彼に教え込む事にしました。一人でも多くの豊穣の忌み者を殺すための材として。刃の剣術はこの時の鏡流の教えが基盤になったと言えます。
やがて彼を刺し貫いた回数が千回を超えた頃、ボロボロになった支離剣と彼を共に打ち捨てて去って行きました。刃はこの時の剣を補修しながら今でも使い続けています。
かつて故郷を滅ぼされ最も憎んだ豊穣の忌み者になり果て、自分が制作した剣に殺され続けるとか応星の人生、あまりにもヘビーで皮肉すぎる…。

支離剣を打ち捨てる鏡流

『刃』の誕生

彼は鏡流に剣と共に打ち捨てられた後長い眠りにつき、やがて目覚めた頃には自分の名前すらも思い出せない記憶喪失に陥っていました。
しばらく目的もないまま放浪を続け野生児のような生活をしていましたが、幻痛と共に水面に写った自分の顔を眺めながら徐々に記憶を取り戻していき、ある日突然我に返ります。
それ以降不死身の肉体となった己自身を武器とし摩耗するという意味を込め『刃』という名を自ら名乗るようになりました。

その後も死ねない身体を引き摺りながら苦痛と共に長い放浪を続けていましたが、ある日『星核ハンター』(星核と呼ばれる世界崩壊の原因となるアイテムを狩るために動く少数精鋭の組織)のカフカに「自身と自身が憎んだすべてに永遠の終わり、永眠の葬儀を与える」という取引を持ちかけられます。その取引を飲んだ刃は星核ハンターの一員として仲間入りを果たし、任務を遂行しながら各地を旅する事になり現在に至ります。

星核ハンターの一員として任務を遂行する刃とその仲間たち。もれなく全員指名手配されている

ちなみに刃となった後は手が器用に動かせなくなっていたため、昔のように武器を製造する事は叶わなくなりました。また現在は鏡流と同じく魔陰に堕ちているため、戦闘時以外は星核ハンターの仲間カフカの言霊による制御で正気を保っている状態です。

飲月との因縁、終わらない復讐

対峙する丹恒と刃

刃として生まれ変わっても、応星の頃に犯した過去の罪や恩讐は消えないまま彼の中に残り続けていました。しかし同じ罪を犯した丹楓は脱燐の刑に処され丹恒として生まれ変わり、次に会った頃には仙舟を追放され罪も記憶も全て洗い流され別人となった状態だったのです。
過去も罪も憎しみも抱えたまま生きる己とは違い全てを忘れ、全てをなかった事にして新しい人生を歩む丹恒に対し激しい愛憎・復讐心等様々な激情を抱きました。そうしてかつて自分も経験した『死』の苦痛を味合わせるため、現在に至るまで二人はこの銀河で何度も何度も追行劇を繰り返しています。
丹恒自身はよく知らない怖い男からひたすら命を狙われまくるのでただただ恐怖でしかなかったようですが(定期的に悪夢を見るレベル)、この追行劇自体を刃本人は楽しんでいるようです。

実際丹恒と戦う時はいつもニコニコな刃ちゃん 楽しそう

ちなみに前世の記憶が全てなくなったと思われた丹恒でしたが、作中でストーリーを進めるにつれ徐々に記憶を取り戻していきます。実は丹楓が脱燐する際に完全に記憶が消えないよう、外部から細工を施されていたのです。
そうして記憶を取り戻したうえで、なんと刃との追行を受け入れ最後まで付き合うという選択肢をプレイヤーが選ぶ事ができます(そんな重要な選択をプレイヤーに委ねるんじゃない)

とんでもない選択をさせてしまった気がする

以上が応星の生い立ちから性格・容姿・関係性、刃に至るまでの解説になります。長くなりましたがここまでお読みいただきありがとうございました。
最後にまとめると応星の良さは
悲しい生い立ちや逆境に負けず伝説の職人となった実力と胆力
・長命種より自分の命の方が価値があると自信満々に言える傲慢な性格
・友の死を前にして判断力を失い他者を攻め過ちを犯してしまった人間臭さ
・かつて自分が憎んだ存在に成り下がってしまった皮肉で悲痛な人生

だと個人的に思っています。この記事で応星の魅力が少しでも多くの人に伝われば幸いです。

いつかまた本編や同行クエストで応星についての掘り下げがあるといいな…。

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